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瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

あにめぞん感想、ざっくばらん87

2019年10月30日 23時30分01秒 | 漫画&アニメ
突然ですが「あにめぞんレビュー記事」の全てに桜写真を貼っ付ける事にしました。
文章だけだと自分が観て味気無いもので…めぞんと言えばイメージするのは「桜」ですよね。
一応これでも毎回のイメージに合わせ桜写真を選んだ積りだけど、ただ未公開の桜写真をアップしたかっただけだったり。(汗)
取敢えずはムード作りって事で…そんなこんなで前回の続きです。

・第87回「明日菜が妊娠?三鷹びっくり結婚宣言!!」脚本:金子裕 コンテ:小島多美子 演出:近藤英輔 作画監督:河南正昭

「私は…忘れません、女ですから!でも安心なさって!結婚を迫ったりしません…ここまで来て頂いただけで充分です」
始まりは前回、明日菜お嬢様が三鷹へ告げた、思わせ振りな言葉から。
あの夜、三鷹が何かをした様な含みを持たせといて、「安心なさって」言われてもね、かえって不安が募るだけですって。(笑)
「結婚を迫ったりしません」って言葉を、かなり意味深に捉えたろう。
恋い慕う男を悪意無く追い詰めるお嬢様マジ怖ろしい。
結局、件の夜に何が有ったか、三鷹さんにも視聴者側にも知らされないまま、舞台は明日菜お嬢様の本宅に移ります。
帰宅した明日菜お嬢様の姿を見るや、尻尾を振って出迎えるワンコの群れ。
そこへお手伝いさんが明日菜お嬢様に、サラダちゃんの体調が悪い為、獣医に診て貰ってる事を報告しに来た。
心配する明日菜お嬢様だが、お母様から話が有ると言って、先に部屋へ呼び出される。
着替えを済ませた後、活け花を嗜むお母様の前に出るや、本宅へ三鷹さんが会いに来た事を伝えられた。
私に会いに三鷹さんが家まで訪ねて来てくれた…心中で喜びに耽る明日菜お嬢様だったが、続けて触れられた話題に肝を冷やしてしまう。
「私とお父様が法事で留守にしていた日、貴女は三鷹さんのマンションに一晩泊まったそうですが、何か有ったのですか?」
何故お母様がそれを知ってらっしゃるの!?――疑問を抱く間も無く背後の襖が開いて、九条家専属運転手の君田さんが登場。
庭に控えて話を聴いてたなんて、さながら御庭番の如し。
「申し訳有りません、お嬢様!!あの夜の事は奥様や旦那様には報告致しませんと約束しときながら…お嬢様の事を思うと自分の胸にだけ閉まっておけなかったのです!!」
お嬢様との約束を破った事を涙ながらに詫びる君田さん。
ここで君田さん目線にて流れる、件の夜の回想。
あの夜、君田さんは明日菜お嬢様に頼まれ、悪酔いして玄関外に倒れた三鷹さんをベッドに運んで着替えさせた。
仕事を終えた彼は帰宅を促したが、お嬢様は「察してください」と言って君田さんを先に帰らせ、三鷹さんが眠る部屋に一晩居残ったのだった。
「あの時は婚約者同然の仲と伺ったので身を引いたが、その後直ぐに結納延期になるなんて…!」と声を震わせ帽子を握り締める君田さん。
無理にでもお嬢様を連れて帰るべきだった、自分の浅慮が元で大事なお嬢様が傷物に!!と号泣する君田さんに、「傷物とは何です!!」と怒鳴るお母様、取り乱す2人に明日菜お嬢様の言葉が更なる衝撃を打ち込んだ。
「気にしないで…貴方(君田さん)が来た時には、私と三鷹さんは――ふしだらな娘とお笑いください」
この発言に君田さんもお母様も絶句!由緒正しい家で厳しく育てた箱入り娘が男とふしだらな付き合いの果てに未婚の母なんてと焦る焦る!!
「笑って済むなら幾らでも笑います!!」といきり立ったお母様は、君田さんに主治医を呼んで来るよう言い付ける。
「何方か具合が悪いのですか?」「貴女の身体を診て貰うんです!!子供が出来てたら一大事!!」「まぁ、口付けで赤ちゃんが出来るなんて、聞いた事有りませんわ」「私だって聞いた事有りませんよ!!」
ここの母娘会話が素晴らしいテンポで爆笑。
会話の後、花が茎からボトッと落ちるという解り易いギャグ演出が、如何にもテレビアニメだった。
結局、君田さんが帰った後に、明日菜お嬢様と三鷹さんの間で何が有ったのか?
お嬢様が頬を染めつつ語るには、ベッドでぐっすり眠る三鷹さんの脇で、起こさないように部屋を片付け、朝食を作っただけという……流石はお嬢様奥床しいってか、人騒がせな!!(笑)
お母様も君田さんも拍子抜けしたものの、話はこのまま終わらない。
その日の夕方、かかりつけの獣医がサラダちゃんを抱えて、明日菜お嬢様にオメデタの報告をしにやって来た。
サラダちゃんったら何時の間に、一体お相手は何方かしら?
記憶を手繰るお嬢様の頭に浮かんだのは、あの夜、三鷹さん宅でサラダちゃんと親しくなった雄のポメラニアン、「マッケンロー」だった。
子供とペットは家人の悪い所ばかり真似するって言うからねえ~。

日が変わり一刻館では響子さんが、一の瀬さんから五代君のお婆ちゃんが新潟へ帰る話を聴いていた。
孫の裕作がキャバレーに泊まったまま1週間戻って来ないのが理由だとか……6週も居付いといて今更その理由は弱いよ。
アニメではすっかり一刻館に馴染んでて住人化していたが、その間の下宿代を払っていたのか気になる。
居る間中ひょっとしたら住人全員の宴会代を払ってたのかも知れんけど。
ともあれ今夜は五代君も呼んでパーッと送別会をやろうって話になる。

その日の昼、こちらも月謝を払ってたのか気になる所だけど、三鷹のテニススクールに通う奥様方の間でも、五代の婆ちゃんとの別れ話に花が咲いた。
もはや皆のマスコット化していませんか?婆ちゃん。
そういえば「めぞん」ってマスコット的なキャラは少なかったかもしれん…犬の惣一郎さんが恐らくその座に座ってるんだろうけど。
アニメで婆ちゃんが原作以上にお茶目な行動繰り返してたのは、マスコットキャラの役目を負ってたからかもしれない。
さてテニススクールに参加したお婆ちゃんは、帰る前に三鷹コーチに相手して貰おうと張り切る。
ところがその三鷹コーチはコートの隅っこで体育座り…仕事サボって許されるのか?
野次馬奥様方が言うには、ここんとこ三鷹コーチは何時も独りでぼんやりしてる様子、「きっと響子さんが休んでるせいで元気が出ないのよ」ってのが彼女らの読みだった。
実際の悩みの種は響子さんではなく、明日菜お嬢様だったんだけど。
あの夜、自分が何を仕出かしたか教えて貰えないままだもんね~、蛇の生殺し状態ですわ。
いっそ責任取れと迫られた方が楽とまで思い詰めてる三鷹さんだった。
そんな彼の思いが通じたのか、冥界の女神ペルセポネーならぬ明日菜お嬢様がサラダちゃんを手に抱き抱え、テニススクールへ重大ニュースを届けにやって来た。
しかもそのニュースを伝えた相手は、人間スピーカーの異名を持つ一の瀬さん。
フェンス越しに伝え聴いた一の瀬さんは、視聴者の期待通りテニスコート内に通る大声で発表!
「三鷹コーチ!!…赤ちゃんが出来たんだって!!!」
あっと言う間に世間に知らされ窮地に追い込まれましたね。(笑)
「え!?赤ちゃんって、あの女の人と三鷹コーチとの?」「でも三鷹コーチの想い人って響子さんだったんじゃない?」「響子さんが居ても婚約者との付き合いを続けてた人よ!」「三鷹コーチならやりかねないわ!」「何時かこうなると思ってたのよ~!」云々、下種な勘繰りを露わに注目する奥様方。
慌てて明日菜お嬢様を駐車場奥に引っ張って行き、事実確認をする三鷹コーチ。
一縷の望みを懸け「何かの間違いじゃ…?」と尋ねる三鷹に、明日菜お嬢様はきっぱりと断言した。
「あの時の赤ちゃんですわ!主治医が間違い無いと!」
主治医つっても実は獣医だが、三鷹さんはそんなん知る由も無い。
医師が太鼓判を押したなら想像妊娠の線は消えた…と絶望する三鷹に、明日菜お嬢様は彼の気持ちを推し量ってか、「三鷹さんには御迷惑懸けません。お腹の子は私1人で育てます」と、健気な事を言ったのです。
しかしそれを聞いた三鷹は、「貴女は僕をそういう男だと思ってるんですか!?」と激怒!
「こうなった以上、逃げも隠れも致しません!きっちり責任を取りましょう!今夜、御宅に御挨拶に伺います!ちゃんとしましょう!!ちゃんと!!」と宣言する彼に、明日菜お嬢様は圧倒されてぽかーんとしてしまう。
フェミニストな三鷹からすれば、子供を作っときながら責任逃れる男に堕ちるわけにはいかない。
漢らしく覚悟を決めたものの、明日菜お嬢様が帰った後、膝から崩れるシーンには、気の毒ながら笑ってしまった。
棒立ちの三鷹→前をトラックが一台横切る→膝を屈してる三鷹、という演出が効果的だったなと。(笑)

――CM挟んでBパート。
三鷹が明日菜お嬢様を孕ませたニュースは、一の瀬さんから直ちに響子さんへ伝えられる。
一の瀬さんが息せき切って一刻館に戻った時、響子さんは惣一郎さんを連れて買い物へ出掛ける所だった。
「で、あんたはどうするんだい?」と尋ねる一の瀬さんに、「どうするって…別に…私…」と世間的には当事者な筈の響子さんは他人顔。
そこへ三鷹が門から申し訳無さ気に顔を出した。
修羅場から逃れようと一刻館の中へ退避する一の瀬さん。
2人見詰め合う形になった三鷹と響子さんは、「ど…どうも…」と互いに歯切れ悪く挨拶をするのだった。

場を近所の運動場に移し、座って話をする2人。
茜色に染まった夕空を、3羽の烏がカアカア鳴きながら飛んで行く。
下では運動着姿の女子学生達が、ファイトファイトと声を上げ、グラウンドを一列で駆け廻っている。
話をしようとここへ来たものの暫く無言で居た2人…口火を切ったのは三鷹だった。
「…いいかげんな男だと、お思いでしょうね」
「そんな…」
「本当は、会いに来れた義理じゃないんでしょうが、きちんとお別れしないと残ってしまうから…」
「私…上手く言えないけど…幸せになって欲しい…そう思っています…」
「貴女は…幸せになれそうですか?」
「そうですね…頑張らなくっちゃ!」
「なんか…もっといっぱい話したい事が有ったんだけど…」
…ここでの三鷹と響子さんとの会話は感慨深い。
特に三鷹さんの言葉には彼の美学が透けている。
別れた女の記憶の中に良いイメージを残したい、彼女の美しい思い出として留まりたいみたいな。
彼が見栄をかなぐり捨てる事が出来たら、響子さんはもう少し迷ったかもしれないのに。
この時の響子さんの中で三鷹の存在はとっくに他人、彼が他所で幸せを掴んだ事で本音ホッとしてたかも。
「さよなら…」
「お幸せに…」
夜の色が濃くなり外灯が点る下で、先に立上った三鷹が響子さんに手を差し伸べる。
微笑んで別れの挨拶を交わす2人…ラストシーンは美しく…と三鷹的には行きたかったろうが、残念ながら事態は思う様に転ばなかった。

一方の五代の所へも、婆ちゃんより三鷹のニュースが伝えられる。
キャバレーの託児ルームで保育中だった五代は、大いに驚いて婆ちゃんに二度も尋ねた。
「それ本当か!?」
「あの様子じゃ、決定的ら」
予想外のライバル脱落に、喜ぶよりも唖然としてしまう五代。
彼の場合、ライバルが脱落した所で、自分の進むべき道をどうにかせん事には、如何ともし難い。
つうか響子さんにしても、保父になる前に五代からプロポーズされてたら応じたのか気になる…。
五代と一緒に子供達の面倒を見ながら、婆ちゃんは自分が明日には新潟へ帰る事を告げた。
「おめェもつまんねェ意地張ってねェで、アパートへ戻るらァ」
「べ、別に俺は!」
「早くオラにも曾孫の顔見せてくんろォ。管理人さんに似た可愛いコが良いらァ」
「ば、婆ちゃん…!!」
五代が大声を出した事で、腕の中の赤ん坊が泣き出し、慌ててミルクをあげる。
肩叩きをしていた幼児に遊びをせがまれ、にっこり笑う婆ちゃん。
ほのぼの良いシーンで御座いました。

その夜、三鷹はマンションで、叔父からの電話を受けていた。
年中陽気な叔父だが、今夜は何時もに増して機嫌が良い。
何故なら、今電話をかけている甥の瞬が、我が思い通りに、九条家へ結婚の挨拶に伺ったと聞いたから。
名家の九条家との結婚が成立すれば、三鷹家の将来は安泰。
政略結婚が無事叶ってやれ目出度い!
しかし「あんなに結婚を嫌がってたお前が、どういう風の吹き回しだ?」と訝る叔父に、甥の瞬は「今に解りますよ」と言うだけに留めて電話を切った。
傍へ駆け寄るマッケンロー、テレビを点けると生命保険のCMが流れ、妊婦姿の女性が満面の笑みを浮かべて言った。
「産まれて来る赤ちゃんの為に、生命保険に入りましょう、頑張って!パパ!!」
三友生命保険か…八神のお父さんが勤める会社の系列だろうか?
ナイスタイミングで流れたCMに虚を突かれ、直ぐにテレビを消してしまう三鷹。
未だ父親になった実感が持てず、グラスの中の氷をカラカラ揺らす。
それでも――九条家で彼女とその両親を前に、手を着いて「明日菜さんを僕にください」と言った途端、声も無く横向きに倒れた彼女。
両親に介抱されながら、嬉し涙を流して幸福に浸る彼女の顔――自分との結婚をあれほど喜んでくれる彼女を、不幸せにするわけにはいかない。
そう決意して、ウイスキーを呷る三鷹だった。

同じ頃キャバレー「バニー」では、一刻館の住人達による婆ちゃんの送別会が、盛大に開かれていた。
勿論、勘定は孫の五代にツケられるらしい。
そういう訳で五代は不機嫌丸出しだが、四谷朱美一の瀬夫人達は気にせずに、送別会という大義名分の下、酒瓶をハイペースで空にして行く。
四「アパートじゃ、五代君も顔出し難いと思って、わざわざお店に来てあげたんですよ」
五「恩着せがましく!」
そこへバニーガール姿の婆ちゃんが華麗に登場!!
冥途の土産に着たいとマネージャーに強請ったらしい婆ちゃんは、孫が泡食って止めるのも聞かず、東京最後の夜をセクシーに満喫するのだった。
八神に続いて婆ちゃんまでバニーガールになってしまうとは~~~。(汗)
勿論どちらもアニメ独自の暴走、まー手っ取り早くギャグを入れたなって印象。
婆ちゃんのスタイルぴったりのユニホームが何故置いてあったのか考えてはいけない。
曲がりなりにも婆ちゃんの送別会なのに、響子さんが参加しないってのは気になったな~。
除け者にされたら響子さん絶対気を悪くすると思う。
キャバレーでの送別会後、五代が婆ちゃん背負って一旦一刻館に帰宅し、響子さんと会話するんだが、それだったら素直に一刻館で住人揃っての送別会で良かったんじゃないでしょか?
四谷さん朱美さん一の瀬さんに「お婆ちゃんの送別会って大義名分有れば、五代君だって一刻館に一旦戻れるでしょ!」とか言って貰ってさ。
そうしなかった理由は、アニメスタッフが婆ちゃんのバニーガール姿を、視聴者に観せたかったからではないかと。

さて、送別会から数日経っての一刻館――庭で洗濯する管理人さんを相手に、一の瀬さんが井戸端トークを持ち掛ける。
一「退屈だねえ…お婆ちゃんが帰っちゃって…」
管「もう直ぐ今年も終わりですね」
一「確か…今日、三鷹コーチの結納の日だね」
文章に書くとチグハグな会話である。(笑)
状況説明が必要とはいえ、少し不自然な流れだったかもしれない。
個人的には、「お婆ちゃんが帰って退屈」を受けての、響子さんの感慨を言葉にして欲しかった所。

ともかく、一刻館での2人の会話が入れられた後、舞台は三鷹家と九条家が結納を交わす高級ホテルへ。
結納式で三鷹に指輪を嵌めて貰い、涙ぐむ明日菜お嬢様は美しかった。
式が終わり、三鷹の両親とロビーで談笑する叔父。
この婚約を仕組んだ叔父は、今日の結納式を万事上手くやれた事に大満足で居た。
同じロビーの一角には、本日の主役である甥と明日菜お嬢様…二人は赤ちゃんにどんな名前を付けるかを話し合っていた。
父親の名前も参考にしたい、そう考えた明日菜お嬢様が、三鷹に父親の名前を尋ねる。
予想外の質問に鳩が豆鉄砲を食ったような顔をする三鷹。
何を今更??自分の名前は「瞬」だと、見合いので知ってる筈だろうに。
だが三鷹の答えを聴いたお嬢様は、彼以上に困惑の表情を浮かべた。
「瞬ちゃん?まぁ、和風ですのね。…少し考え直さなくちゃ!私ったら、クルトンとか、ピクルスとか、パテとか、ママに合わせて洋風の名前ばかり考えてましたの」
「…あの~、何の名前の事ですか?」
「ですから、サラダちゃんと、三鷹さんの御宅のワンちゃんの…」
つまり出来た子供の「父親」とは三鷹の飼い犬のマッケンロー、そして子供の「母親」は明日菜の飼い犬のサラダちゃんな事が、この場にて漸く三鷹に知らされたのである。
全てが終わった後に知らされる残酷な真相――三鷹さん完全に冤罪じゃん。(笑)
眩暈を覚えロビーのソファに倒れ込む三鷹、それに気付かず明日菜お嬢様は、どんな子供が産れて来るか、楽しい想像に耽るのだった。

夜…ショックでよろめきつつ自宅に戻った三鷹を、飼い主譲りの白い歯光らせて出迎えるマッケンロー。
無邪気に懐く飼い犬を前に、主人は胸が張り裂けんばかりに慟哭するのだった。
「おまえのおかげで俺の人生は……責任取ってくれよぉ~~~~!!!」

そしてまた数日後、三鷹のテニススクールでは、誰が話したのか「パパになったのは三鷹コーチではなく、彼の飼い犬」な事が、奥様方の間で噂になっていた。
本当に誰が広めたんだ…。
「勘違いとはいえ、結納まで進んでは、後戻り出来ないだろう」と、ヒソヒソ話をする奥様方。
本当に誰が詳細まで語って広めてんだか…!
本命:叔父、対抗:明日菜お嬢様、大穴:九条家付の運転手と推理するけど、貴方はどう考えます?
それはさて置き、居た堪れない空気の中、三鷹コーチが打ち損ねたボールを、響子さんが拾う。
勿論、噂と言うか此度の真相は、響子さんにも伝わっていた。
拾ったボールを手渡しながら、響子さんが三鷹に告げる。
「私…上手く言えないんですけど…とにかく、お幸せに…」
響子さんの優しい様で残酷な面が良く出た台詞だなぁ。(笑)
勘違いの件が有ろうが無かろうが、彼女にとって三鷹は最早「無関係」。
「美しい思い出」にもなれない、彼女の心の中の自分の立場を、三鷹も理解した事でしょう。
響子さんの言葉に力無く頷く三鷹の姿に悲哀を感じた…。

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画△ …脚本・演出に×付けようかと思ったんだけど、三鷹の悲哀は伝わって来たんで△…次回予告は一の瀬さん、四谷さん、朱美さん、タイトル読みは響子さん。
珍しく五代が予告に参加しなかったのは試験休みかな?(すっとぼけ)

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