すっかりブームになったローストビーフ丼
当初はお肉料理を提供するバルのランチメニューとして売り出されることが多かったのだけど、最近ではそれの専門店までもが現れていて…
神楽坂に本店を構える『翔山亭』って焼肉屋さんが手掛ける新業態は「和牛贅沢重専門店」であるとのこと
そのコンセプトも然ることながら、注目すべき点は冷凍されることがない和牛だけを使っているということで、そのおいしさを堪能しましょうってことで開店時間を目指してやって来ます
10人ほどしか座れないカウンター席だけの小さなお店ではありますが、開店とほぼ同時に満席となる人気ぶりにはびっくり
お店の方に聞いてみたところ、平日のお昼はもっと混み合うらしく、比較的空いているのは夜の時間なのだとか…
卓上には赤漬け・白漬けと名付けられた2種の漬物が用意されていまして…
赤漬けと呼ばれる蕪のさくら漬けでは紫蘇の香りがとってもおいしく、白漬けと呼ばれる山芋と玉ねぎの浅漬けは玉ねぎの辛みと山芋の歯触りが癖になってしまいそうなモノ
これから好きなだけいただけるってこともうれしいことですね
突き出しとして提供されるのは…
なんと、「和牛のにぎり」でありまして、舌にまとわるようなしっとりとした和牛の食感がとってもおいしいのです
最初にこれほどのモノを出してしまうと、これから提供される贅沢重のハードルが上がってしまうのではと心配になるほどであります
専門店でありますから、こちらで提供される商品は「和牛贅沢重」のみでありまして、3つのランクから選ぶことができます
しぐれ煮とローストビーフが盛られる「梅」を基本に、「竹」にはサーロインの炭火焼きが加えられ、「松」では、更にヒレの炭火焼きが加えられた4種のお肉を楽しむことができます
ってことで、ワタシはすべてのお肉が楽しめる「松」を選択
まず最初は何もつけずにお肉だけのおいしさを確認してみます
A4ランクの黒毛和牛が使われているということで、その旨みが感じられるようにタレはさっぱりとシンプルであります
次に添えらる黄身醤油に潜らせますと、これがすき焼きのような甘みがある味わいに変わりまして…
更にはその黄身醤油を丼へ掛けていただきますと、ごはんとの一体感が生まれて、お肉だけではなく丼としてのおいしさを味わうことができますね
ってこで、ローストビーフはそのままいただき、サーロインやヒレは黄身醤油を潜らせたり丼に掛けてご飯と一緒にいただくことが良さそうですね
最後には、しぐれ煮とご飯をお茶碗に装って…
そこに出汁をかけてお茶漬けでいただきます
ワサビや胡麻の素が用意されていますので、自分好みにいただくことができますね
母体が焼肉屋さんであるだけに、ローストビーフだけでなく、サーロインやヒレなどを焼肉風のタレで焼き上げたものが乗せられるだけでなく、「ひつまぶし」のブーム以来、どんぶり料理の主流にもなっている「お茶漬け」を取り入れるなど、楽しい工夫があって楽しいですね
【和牛贅沢重専門店 翔山亭】
東京都新宿区神楽坂3-1 桂ハイツ1F
03-6228-1829