両国駅の旧駅舎を改装して造られたという江戸NOREN
中央には実物大の土俵が置かれ両国らしさを演出し、その周りには〝粋な江戸の食文化〟を感じさせる蕎麦や江戸前天ぷら、もんじゃ焼きなどのお店が並びます
そして江戸前寿司の発祥はここ両国であるそうで…
施設内にある『政五すし』で当時の鮨を再現したものがいただけると楽しみにしていたのですが、2年ほど前に開業したばかりの施設であるにもかかわらず閉店してしまわれたとのこと
ならばと気を取り直して、江戸前の天ぷらをいただくことにしようと1918年創業の天ぷら屋「ひさご」の系列店である『天ぷら食堂ひさご』へお邪魔することにいたします
〝食堂〟ということでリーズナブルな天丼や天ぷら定食が提供されるお店ではありますが、上質な空気が流れるカウンター席からは厨房を臨むことができ、職人らしき人の姿から本物感が漂ってます
創業100周年記念とのことでのメニューも用意されていましたが、江戸前といえば〝穴子〟でしょうってことで、海老2本と穴子1本、それに野菜3種に玉子の天ぷらが盛られる「穴子天ぷら定食」をいただくこととします
然程大ぶりではないものの一本ものの穴子は身が厚いくしっかりとしたものが使われているのですが、揚げすぎていたために固く締まっておりましたし、海老も保水のものが使われるなど、老舗の暖簾であることや上質な空間であることからの期待を高めすぎますと残念に感じてしまいます
サービスを担当してくださった女性はとても感じが良い方だったのですが、入店時には席が空いているにもかかわらず「お名前と人数を書いてお待ちください」と言葉を投げ捨てるように言われ悲しい思いでありました
【天ぷら食堂 ひさご】
東京都墨田区横網1-3-20 江戸NOREN1F
03-6456-1125