年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

『西洋厨房 れんが亭』 グレイヘアが似合うシェフが作る伝統の西洋料理

2019-05-16 22:52:55 | 中国
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岡山駅の西口
古い町並みにディープな雰囲気が漂うエリアでありまして…
100年以上続く奉還町商店街には庶民性と下町情緒が溢れているのであります



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そんな西口の一角
細い路地裏に明かりを灯す『れんが亭』は10人ほどでいっぱいになってしまう小さなお店であります
オールバックにしたグレイヘアに渋さを感じるシェフは70歳であるとのことで…
9年ほど前に、ひとりでもできる小さなお店を探して倉敷から移転してきたのだそうです


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先ずは「オードブル盛り合わせ」
自家製テリーヌやサーモンのマリネなど定番なもの加えて〝オイルサーデンのパイ包み〟が盛られ…
ひと手間以上のシェフのこだわりを感じることができます


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そして「仔牛のカツレツ」
ちょっと前にブームになった〝牛かつ〟とは別物で、薄く伸ばした柔らかいお肉をフライパンで丁寧に揚げ焼きされているのでありますして、たっぷりなフォンドヴォーでいただきます
キチッと塩コショーされたお肉にはパルメザンチーズが加えられていることでのコクも感じられ…
フォンドヴォーの甘みとともにおいしくいただくことができました


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もう一品「牛タンのシチュー」
一体どのくらいの時間をかけて煮込まれているのでしょう
箸で簡単に切り分けられるほどに柔らかく、歯や顎を使うことなくとろけてしまうような牛タン
それにすっきりとした爽やかな味わいと、程よい酸味を感じるデミグラスソース
そんなおいしさはもとより、添えられるお野菜も新鮮さを感じる素晴らしいものでありまして…
初めてお邪魔したお店でありましたが、おいしく楽しい時間を過ごすことができました



元々はフレンチで腕を振るってきたシェフであるようで、しっかりとした技術があるように見受けるのですが、何故だかメニューにはスパゲティの品揃えが多く…
やはりソースの仕込みなどの手間は大変なことなのでしょうね



【西洋厨房 れんが亭】
岡山県岡山市北区駅元町28-13
086-251-1150



『鼎泰豊』 今年もやってきました 夏の定番「冷製トマト乾伴麺」

2019-05-15 22:39:13 | 関東
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昨日のこと
お蕎麦をいただいたお店を出たあと、向かいにある『鼎泰豊』に掲げらたメニューにあった「冷製トマト乾伴麺」の爽やかそうな見た目に惹かれて…
どうしてもそれが食べたいとの気持ちが落ち着かず、昨日に続いての〝TEKKO Avenue〟であります



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お昼のピークは過ぎたのでありましょうか
お店の前には5名ほどの先客しかおらず…
これくらいならさほど待つこともないであろうと列の後ろに並びます
いただいたのはお店の奥にあるテーブル席
周りにはグループ客がお帰りになったと思われる、片付けが終わらないテーブルがいくつもありまして…
こちらのお店には仲間を誘い合わせてのお客さまが多いことが窺えます


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目的とした「冷製トマト乾伴麺」に、名物でもあり、お店の代名詞とも言える「小籠包」が添えられるセットをいただきます
小籠包は少し冷めていましたので、舌を火傷するような熱々を楽しむことはできず…
少し残念な気もいたしますが、これも致し方ないことでありましょう
メインとなる冷製トマト乾伴麺にはゴロゴロとフレッシュなトマトのほかキュウリや海老、それにクラゲがトッピングされていまして…
みじんに切られた玉ねぎの爽やかな辛味
サイコロ状のきゅうりのみずみずしさとシャキッとした歯ざわり
そして甘みがあるトマト
三味のバランスが取れたおいしさでありました



【鼎泰豊】
東京都千代田区丸の内1-8-2 TEKKO avenue B1F
03-6268-0099



『蕎麦処 阿さま』 50余年もの間、お客さまに愛され続けたお店が鉄鋼ビルに帰ってきました

2019-05-14 22:13:22 | 関東
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羽田からのリムジンバスが着く鉄鋼ビル
60余年という年月で老朽化したビルは2016年に新しく生まれ変わり…
地下にオープンした〝TEKKO Avenue〟には病院や商店、飲食店などが軒を連ねているのであります



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そんなな中の一軒である『阿さま』は旧鉄鋼ビルにおいて半世紀ほどの間、近隣にお勤めのビジネスパーソンに愛されていたのでありまして…
そして2016年
3年半ほどの工事期間を終え、ファンの期待とともにこの地に戻ってきたのであります
そんなこともあって、お昼どきには列ができるほどに賑わっておるのですが14:00近い時間ともなりますと待つことなく席をいただくことができました


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いただいたのは「天ざる」
プラス100円でいただける大盛りをお願いしたのですが、提供されたお蕎麦の山を見てビックリ
その山の高さに無事に食べ終えることができるのかと心配になります
そして天ぷらの王様とも言える海老
「今日の海老は小さかったから2本にしてます」との良心的なサービスでありまして…
ムチっとした海老の食感とともにサクッと揚がった衣を楽しみます
たっぷりとしたそばつゆが添えられることで、その香りとともに歯ごたえのあるお蕎麦も完食することができました



ビジネスパーソンのお腹を満たすお料理だけでなく、お料理の提供までの時間までもを退屈させないようにと新聞を貸してくれるありがたさ
これからもまた永くお客さまに愛されることでありましょう



【蕎麦処 阿さま】
東京都千代田区丸の内1-8-2 鉄鋼ビルディングB1F TEKKO Avenue
03-6256-0871



『タカチホキッチン』 本場宮崎でチキン南蛮50選に選ばれた〝ホンモノ〟は期待通りにおいしかった

2019-05-13 22:53:16 | 九州・沖縄
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福岡天神
九州随一のマーケットを持つ街でありますが、大型商業施設内にしても路面であっても、資本力を持つチェーン店ばかりが軒を連ねるつまらないエリアに変わっていくようで…
そこからちょっと頑張れば歩いてでも移動できる赤坂や警固、薬院といったところに、規模が小さくとも魅力的なお料理を提供するお店が増えているのであります



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お邪魔したのは薬院駅から歩いて5分ほどのところにある『タカチホキッチン』というお店
宮崎県の郷土料理として有名なチキン南蛮をメインとしながら、店名にもある高千穂のブランド牛までもをいただけるのであります
11:30開店との情報を持っていたのですが、お店に着いた11:00過ぎには既に開店されていて…
店内には乳飲み子を抱いたママとそのお友達といった先客がいらっしゃいます


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いただくお料理は当然のようにチキン南蛮であるのですが、あっさりとした〝ムネ〟かジューシーな〝モモ〟またその〝ミックス〟と選べるとのことで…
迷ったときにはミックスでしょうと、プラス300円でお願いすることができるチキン南蛮の大盛りをお願いいたします
都内でいただくチキン南蛮のような〝風〟ではなく、しっかりと南蛮酢に漬け込まれた〝ホンモノ〟は衣に染みた南蛮酢がジュワッとお口の中に広がるジューシーなものでありまして…
提供の際には食べ切れないかもと思った大盛りもペロリといただけてしまいます



で、会計時
店長だと思われる女性の発音が宮崎の方であるように思えたので尋ねてみますと、やはり宮崎出身の方であるとのこと
本場の方が提供する本場の味であったのだと再確認いたします



【チキンナンバン タカチホキッチン】
福岡県福岡市中央区薬院1-14-27 エクスパンドビル1F
092-725-6495



『ステーキハウス 牛亭』 開業から35年 地元の方に愛される続ける気取らないステーキハウス

2019-05-12 23:29:24 | 九州・沖縄
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おいしいステーキを提供するお店があると人伝に聞き柳川へ
聞いた場所にあるのは時を経たナイトレジャービルでありまして…
本当にここにあるの? と不安になる気持ちを抑えてスナックなどが並ぶ2階へと階段を上ります



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そんなビルでありますから、お昼に営業されているのはこちらのお店だけであるようで…
ひっそりとしたフロアを奥へと進みますと、程なくお店を発見
店内はレトロな喫茶店のようでもありまして…
ステーキハウスとのイメージはありませんが、きちっとコックコートを着こなしたシェフの笑顔に迎えられます


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ランチメニューにあるステーキにスープを添えていただこうとしますと…
「スープを付けられるのであれば、こちらがお勧めですよ」と通常メニューにある国産牛のステーキコースを指し示すシェフはお勧めも上手な方であります
ステーキ専用に開発したというソースとともに提供されますが、まずは真ん中のところをそのままお召し上がりくださいとのこと
なるほどミディアムレアに焼き上げられたステーキは程よい赤身のコクと脂身の甘さを感じることができるものでありました


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そして650円という驚きべき価格で提供されるハンバーグも同様なお勧めをいただきましたが、どれほどのものが提供されるのかとの興味が勝ります
たしかに小ぶりではありますが、細かくメッシュされたミンチはしっとりと柔らかく…
デミソースとの絡みもよくおいしくいただくことができました



ここで開業されたのは35年も前のことだそうで…
リーズナブルなお値段と丁寧なお料理、そしてシェフとその奥さまと思われる方のお人柄で地元の方に愛されているのでありましょう




【ステーキハウス 牛亭】
福岡県柳川市三橋町下百町24-1 プラニーシェ園田2F
0944-73-8203



『料亭御宿 坂本屋』 「お鰭をどうぞ」との挨拶で始まる長崎の卓袱料理をいただきます

2019-05-11 23:01:42 | 九州・沖縄
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先月のこと
ゆっくりとしたお部屋で会食を楽しみましょうと訪ねたのは1894年から続く老舗料亭『坂本屋』
「本日は予約のお客さまでいっぱいです」との言葉に諦めたのでありますが…
あまりにも立派な佇まいであったことやその丁寧な対応に、ここは絶対に一度は伺っておくべきお店だと直感し、東京へ戻ってすぐに今月の予約を入れておいたのであります


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案内していただけたのは宿泊にも使われるという12畳ほどのお部屋でありまして、そこを貸切で使わせていただけるだけとは思ってもみませんでした
お部屋には卓袱料理をいただくための円卓のほか、お庭を眺めながら寛ぐことができるテーブルまでもが置かれていまして…
贅沢な時間を過ごさせていただけることに感謝であります

卓袱料理とは…
そもそも親交を深めるための料理であるため身分の上下なく平等に円卓を囲むのが特色であること
これまで一人前がお膳に乗せられることが普通であった日本において、このスタイルが斬新であったことからたちまち全国へと広まり…
お父さんがひっくり返す〝ちゃぶ台〟へと進化したととの説もあるとのこと
そして円卓に並べられるお料理には取り箸が置かれることなく、自分の箸で小皿に取り分けていただくのだとか
食べる順番や食べ方などの決まりはないそうですが、唯一の決まりはまず最初に〝お鰭(ひれ)〟を食べ切ることであるそうです


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そんなことを説明してくださった仲居さんから「お鰭どうぞ」との挨拶をいただき食事が始まります
「お客様一人に鯛1尾を使いました」というもてなしの意味が込められているとのことですから、そのもてなしに感謝を込めて、きちっと出汁が出たおいしい吸い物をいただきます


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続いて卓上に並べられた「小菜」は…
関東ではヒラマサとして知られる高級魚〝ヒラス刺身〟〝筍木の芽和え〟〝フカの湯引き〟とあって、お刺身コリコリとした歯ざわりや木の芽和えの香りなどを楽しみます
ふっくらと煮込まれた〝黒豆〟と一緒に盛られているのが〝長崎風ちまき〟であるとのことですが、それはきな粉をまぶしたおはぎのようでありますし…
卵焼きやキビナゴと一緒に盛られるのが〝いちごのゼリー寄せ〟であったことには驚きであります


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そして「中鉢」として提供されるのは〝東坡煮〟
いわゆる豚の角煮なのでありますが、卓袱料理の代表的なお料理であるそうで…
しっかりと味が染みているにもかかわらず〝ほろり〟と崩れるお肉と、余分な脂が落とされることでゼラチン質だけが残った白身は〝とろり〟
まさにお店が目指しているという〝とろとろ ほろり〟を味わうことができました


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ご飯と一緒に「沢煮」
ランチで提供する卓袱料理には含まれないのですが、ぜひ添えて召し上がり下さいと勧められたものでありまして…
スープ仕立てとして提供されるようで、鶏のささみとともに優しいお出汁の旨みを楽しむことができました


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〆は〝おしるこ〟と〝オレンジ〟
以前はいついただいたのか思い出すことも出来ないほどに久しぶりなお汁粉でありましたが、控えめな甘みのおいしさと白玉のモチッとした歯触りに満足させていただきました



【料亭御宿 坂本屋】
長崎県長崎市金屋町2-13
095-826-8211 



『寿司田』 出張前に羽田でいただくリーズナブルな寿司ランチ

2019-05-10 23:04:08 | 関東
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羽田でランチ
軽くお蕎麦でも手繰ろうかとマーケットプレイズの5階へ
しかし、目的のお店はかなり混み合っていることからカウンターへ案内されることになりそうだと、同じフロアにある『寿司田』を選びます



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入り口を入った左手にはカウンター席がありますが、どうやらそこはお好みでいただく方のために用意された席であるようで…
ゆったりと配列された、落ち着いた雰囲気を感じるテーブル席へと案内されます


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いただくお料理は、お得にいただくことができるランチメニューから「茜」をチョイスさせていただきます
流石にトロやいくらなど贅沢なネタはありませんが、定番の海老、イカ、マグロに加え旬を感じるホタルイカや穴子といった12貫
それに茶碗蒸しや味噌汁が付くボリュームに満足でありまして…
一貫一貫を丁寧に握っていただいていることから、お口に中で解けるシャリの食感を楽しむことができました



【寿司田】
東京都大田区羽田空港3-3-2 羽田空港第1旅客ターミナル5F
03-5757-9034



『レストランせんごく』 ギュッと押し返して来るような歯応えが楽しい〝ステバー〟

2019-05-09 21:43:35 | 関東
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打ち合わせの場所として指定されたのが本郷三丁目
となれば、かつて足繁く通っていたお店で夜ごはんをいただくことにしようと、わくわくとする気持ちを抑え待ち合わせ場所へと向かいます



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しかし、先方の方が約束を失念していたそうで…
打ち合わせは日を改めることにして、楽しみにしていた『せんごく』へと向かいます
1970年創業
登録商標である「ステバー」を武器に50年近くも繁盛店であり続けていたのでありますが…
連休明けで財布の紐を締めているのか、お邪魔したのが18:30であったにもかかわらず先客はひと組だけでありましたし、滞在している間にもひと組が来店されるだけと寂しい状況にはビックリ!
創業者であった社長が引退されたとのことですが、それが原因でなければ良いのですが…


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もちろんいただくのは「ステバー」なのでありますが、メニューを眺めていますと「ステバー&ハラミステーキ」が人気No.1とありまして…
ステバーのボリュームを選ぶことができるとのことでしたので300gをチョイス
ステバーとは、細く切られたステーキ用の赤身肉に香辛料や卵を混ぜ合わせハンバーグに成形されたオリジナル商品であるそうで、ハンバーグなのにステーキのような歯ごたえが楽しめるのであります
ソースを選ぶこともできるのですが、ワタシがいただくのはいつも〝せんごくバター〟
いわゆるメンテルと称される〝メートル・ ドテールバター〟なのでしょうが、そのバターのコクがお肉の旨味を一層引き立ててくれるのであります
久しぶりのステバーでありましたが、かつてと何も変わることなくおいしくいただくことができホッとしました
また、近くへ来た際にはお邪魔させていただくことでありましょう



【レストランせんごく】
東京都文京区本郷4-2-1 芙蓉堂ビル2F
03-3816-5466



『青山シャンウェイ』 〝骨まで食べられる柔らかさ〟との謳い文句に違わない「やわらか蒸し鶏のネギ醤油」

2019-05-08 21:29:56 | 関東
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炎の料理と呼ばれることもあるほどに、強火と中華鍋を操り調理するのが中華料理だと思っていたのですが…
〝GINZA SIX〟の裏手辺りを歩いているときに、鉄板中華を掲げるユニークな中華料理店を発見します



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間口はそれほど広くはありませんが、白いレンガ調の外観はオシャレなものでありまして…
店頭に置かれたメニューを見ていますと、食事を終えたお客さまがソロゾロと出てくるではないですか
ということで、きっとおいしいお料理をいただくことができるだろうと…
入り口に近い席をいただきましたが、そこから見える店内の様子はセンスを感じるものであります


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お昼に提供されるサービスメニューはA.B.Cとある料理メニューと1.2.3とある麺メニューの6つ
辛いがうまい「辣子麺」に惹かれるところではありますが、今日は14時間も煮込まれるという「やわらか蒸し鶏のネギ醤油」をいただきますと…
箸で簡単に解れるだけでなく、骨までが崩れるほどに軟らかく煮込まれていることにビックリ!
ネギ醤油の香りとともにおいしくいただけます
トッピングされたサクサクっとしたものはネギを揚げたものであるそうで、この食感もまたおいしさを引き立てていますね



【青山シャンウェイ】
東京都中央区銀座7-12-5 銀星ビル1F
03-6260-6996



『会津 喜多方ラーメン』 肩ロースであろう柔らかいチャーシューとモチッとした食感が楽しめる平打ちの縮れ麺

2019-05-07 17:37:20 | 関東
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日本三大ラーメンにも数えられる喜多方ラーメン
そんなラーメンを看板に掲げるお店が新川にあることは知っていたのですが、お昼どきにはいつも近隣のサラリーマンで賑わっていますし、夜は居酒屋として営業されているようでありまして…



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なかなかお邪魔する機会が無かったのでありますが、お昼の忙しい時間が終わったタイミングであったのでしょう
開け放たれた引き戸から覗ける店内には先客が一人いらっしゃるだけでありましたので、こんな機会を逃す手はないと早速お邪魔させていただくことにいたします


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提供されたチャーシュー麺のスープは想像していたスッキリと澄みきったものとは異なりますが、モチッとした食感が楽しめる平打ちの縮れ麺は期待に沿うものでありますし、肩ロースであろうチャーシューは柔らかく煮込まれていますので厚切りでありながらも箸で崩すことができ…
解れたチャーシューとともに麺を手繰りあげながらおいしくいただくことができました



『Café 1894』 明治時代へとタイムスリップしたかのようなレンガ造りの洋館で寛ぎのひと時を過ごします

2019-05-06 23:22:53 | 関東
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ランチの後はカフェタイム
かつて通勤途中にひと息をついていた『DEAN & DELUCA』を訪ねたのでありますが、なんと店舗改装のためにと閉店しているではないですか
あれから10年という時が流れたことでの老朽化もあるのでしょうが、それ以上にお客さまから飽きられることを防ぐためにも定期的なリニューアルは必要なことですね



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それで、ブラブラと丸の内仲通りを歩いていて思い出したのが『cafe1894』
いつも行列ができているお店なのですが、連休最終日であるためか5分ほどの待ち時間で席をいただくことができました
レンガ造りの建物はかつて銀行として使われていたもので、当時の窓口であったであろうパーテーションが残されるレトロ感溢れるものでありますし、天井高が吹き抜けていることからの開放感もあって…
久しぶりにお邪魔させていただきましたが、やはり居心地が良いお店であります


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2時間までのご利用でとお願いされましたが、案内していただいた席は4人でもゆったりと座ることができるほどのブース席でありまして…
スイーツをいただこうと思ったのですが、14:00までは食事のみの提供であるとのことで「渡り蟹のナポリタン アメリケーヌソース仕立て」をいただくことといたします
先ほどのお店でのお料理に満足できていなかったこともあり口直しも兼ねてとお願いした一品
昔ながらのナポリタンとは異なる味わいではありますが、オリーブオイルで炒められたミニキャベツのほろ苦さもあっておいしくいただくことができました


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食後にいただいたコーヒー
ドリップされたコーヒーから立ち上がる香りにリラックスを感じることができ、つい長居してしまいそうであります



【Café 1894】
東京都千代田区丸の内2-6-2 三菱一号館美術館1F
03-3212-7156



『POINT ET LIGNE』 おいしいパンがいただけると人気のお店ではありますが、ランチでいただいたお料理は残念でありました

2019-05-06 22:54:58 | 関東
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友人からランチのお誘いをいただいたのが、新丸ビルの地下にある『ポワン エ リーニュ』ってパン屋さん
新丸ビルの開業時からある人気店で、おいしいパンをいただくことができるとの評判だけなく、お店の外にまで漂う焼きたての香りに食欲を唆られていたお店でもあります



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とは言え、今日はゴールデンウィークの最終日
多くの人が東京駅を使って移動されることでしょうから、駅と直結しているこちらも混み合うのではないかと、お昼にはまだ早い11:00に待ち合わせをいたします
約束の時間よりも少し早く着いてみますと、周りのお店はまだ開店していないことから静かな空気が流れていまして…
ここを通勤ルートとして通り抜けしていた当時のことを懐かしく思い出していたところで友人が到着し店内へ
日祝日は10:30に開店されるとのことで、奥にあるレストランコーナーには既に多くのお客さまが…
そしてその大半がアンテナが高そうなアラサー女子であることから期待が高まります



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お昼のメニューにはすべてに自由にお替わりをすることができるパンが付いていまして…
先ずはバスケットに入れられた3種ほどのパンがエスカルゴプレートのような器に入れられた6種のディップとともに提供されます
スペイン産だというオリーブオイルやアンチョビやケッパーで作られたタップナードのおいしさに満足することができましたし、別途に購入することができる無塩のエシレバターには岩塩が添えられるなど工夫も満載なのでありますが…
パンが焼きたてでないことやバリエーションの少なさには残念さを感じます


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お昼に提供されるお料理は4品
エビやアボカドにサーモン、それに彩りサラダなど女性ウケしそうな商品が並んだメニューは流石だと思いながらも、ピンとくるお料理がないことから季節限定で提供されるある「金目鯛のポシェ~クラムチャウダー風クリームソース~」をいただくことにいたします
しかしながら、それは解凍を失敗したかのような水っぽさを感じますし、クラムチャウダー風ソースとはまんまチャウダースープであるかのようにしっかりとクリームの味わいはすることから金目鯛の旨味を消してしまっていますね



【POINT ET LIGNE】
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディングB1F
03-5222-7005



『中国料理 門前仲町 虎』 ムチッとした皮に包まれるジューシーな餡がおいしい水餃子とトロトロお肉の牛バラ肉かけ御飯

2019-05-05 22:55:26 | 関東
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門前仲町駅から歩いて1~2分
赤札堂の道向かいにある三叉路を入ったところにある『虎』って中華料理のお店
趣がある店構えに惹かれ見入ってますと、顔を出したスタッフと目が合いまして…



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引き込まれるように入ったお店は、それほど広くはありませんが落ち着きを感じる上質な空間でありまして、いわゆる町中華とは一線を画していまして…
メニューを眺めましてもセンスがあるお料理がいただけるようで期待が高まります


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15品ほど用意される麺メニューもおいしそうではあるのですが…
フカヒレやアワビなどのお料理もあることから一品料理への期待も高まります
とはいえひとりでお邪魔していますので、あれこれと一品料理をいただくわけにもいかず…
ちょっと残念な気持ちを抑えながら「虎の水餃子」
ムチっとした歯ざわりが楽しめる厚めの皮で包まれた水餃子には餡がたっぷりと詰まっていますし、サッパリとした酸味が効いたタレに、懐かしさを感じるカイワレの辛味やパクチーの爽やかな香りもあっておいしくいただけます


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トロトロに煮込まれたトンポーローの柔らかさと八角の香りが頭に過ぎり…
「牛バラ肉かけ御飯」をいただくことにいたします
一口大に切り分けられた牛バラは箸で崩すことができるほどに柔らかく、シャキッとした歯ざわりを残す青梗菜や筍、そしてたっぷりな葱とともにいただけます
醤油ベースの餡はとろみが程よく、ご飯も最後のひと粒までおいしくいただきました



【中国料理 門前仲町 虎】
東京都江東区門前仲町1-13-6
03-3642-2380



『土佐料理 袮保希』 土佐料理と言えば鰹のたたき モチッとした舌ざわりがおいしい鰹のたたきがいただけます

2019-05-04 22:32:26 | 関東
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午前中の予定を終えると13:00になろうとしていて…
ちょうどお腹も空いてきたところでもありましたので〝YUITO〟でランチをいただくことにしようと八重洲から三越前へと歩きます



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第一候補とした『BRASSERIE D & SWEETROOM』は満席でありましたので、以前にお邪魔した際にいただいた「鰹のたたき」のおいしさを思い出し『袮保希』を覗いてみますと…
プチ贅沢な会席だけでなく、ひとりでも気軽にいただける定食も用意されているではないですか
しかもその定食メニューのほとんどにあの鰹のたたきが添えられるというありがたさ
もう迷うことなく暖簾を潜らせていただきます


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シンプルに鰹のたたき5貫をいただく定食に惹かれるところではありますが、残念なことに〝塩たたき〟ではなく…
ならばと「週替わり定食」をいただくことにいたします
本日のお刺身へ変更することもできるという鰹たたきは3貫となりますが、今週の一品として用意されるお料理を添えることができるのであります
〝豚カツ〟か〝揚げ出し豆腐ピリ辛挽肉餡〟の2択であれば揚げ出し豆腐を得意にしているに違いないだろうと…
ほかに中鉢としての鰹の角煮や茶碗蒸しまでもが添えられていまして見た目にも豪華であります
もちろん見た目だけでなく、新鮮な鰹ならではのモチっとした歯ざわりを感じることができますし、揚げ出し豆腐も期待を裏切ることはなく…
挽肉餡までもをおいしくいただくことができました



【土佐料理 袮保希】
東京都中央区日本橋室町2-4-3 日本橋室町野村ビル YUITO3F
03-3275-9640



『KHAN KEBAB BIRYANI』 銀座にあるおもちゃ屋さんの6階でリーズナブルにいただける本格的なビリヤニ

2019-05-03 21:07:59 | 関東
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ここ数年で注目を集めるようになった〝ビリヤニ〟
最近ではそれを提供するインド料理店も増えているようですが、今回お邪魔する『カーン・ケバブ・ビリヤニ』では店名からもわかるように5年ほど前の開業当時からビリヤニを看板料理としているのであります



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人気店であるだけでなく連休真っ只中でもあることから、開店時間である11:00を博品館の前で待ち一番乗りで入店
店内は上品な設えであることから落ち着いた気分で食事を楽しむことができそうですし、いただいたテーブル席からは首都高を走る車を見下ろすことができましたので夜ともなれば流れるヘッドライトの光がステキな演出を加えてくれるのかも知れませんね
お料理が運ばれてくる頃には静寂だった店内に賑やかさを増しきまして…
女の子同士のお客さまやおひとりさま、年配のご夫婦などなど老若男女あらゆる世代に支持されているようですね


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たくさん用意されるランチメニューからいただくのは「ホクホクチキンビリヤニ」
よくあるステンレス製のお皿ではなく陶器のお皿で提供されますし、オニオンやトマト、オレンジなどが飾られることでの彩りもうつくしいものでありまして…
お皿の脇にはアチャールが添えられます

インドの高級米と言われる〝バスマティ〟ってお米が数十種の香辛料とともに炊き込まれるのですが、その香辛料にびっくり
"クローブ" "ハッカク" "カルダモン" "ナツメグ" "ローリエ" "フェンネル" "クミンシード"などなど、パウダーになっているものは見たことがあるものの原型がライスの中からゴロゴロと出てくるのであります

そしてヨーグルトにキュウリなどの野菜が入った「ライタ」をかけていただきますと、その爽やかな酸味が楽しめますし「ミルチカサラン」と呼ばれるカレーを加えますと辛さにコクが足されるなどちょっとした味変することもでき飽きることなくいただけますね


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そして「チーズクルチャ」
モッチリとした食感がおいしいクルチャにはたっぷりのチーズが入っていまして…
その伸びるビジュアルを画像に抑えられなかったことが残念でありますが、おいしくいただくことができました



【KHAN KEBAB BIRYANI】
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