AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

民族性、国民性、個性

2015年04月07日 | どーでもいいこと
サッカーを始め、スポーツは嫌いなので、普段は話題に近づくこともしないのですが、

サッカーの試合で選手の顔を故意に踏んだという反則をしたことが話題になっています。

反則をした選手の民族、国籍を取り上げて、あたかもその民族や国民全体がそうであるかのような中傷が始まっていることに懸念を覚えます。


反応が非常に稚拙だと思いませんか?


あくまでの反則した選手個人の問題に過ぎないと思うのですが。


自分や周囲の人を自分の都合でグルーピングしている反応がネット上でよく見られます。

いいことであれば、日本人、○○県人、○○大学出身、○○のスポーツをやっている、などと自分との共通点を一生懸命探しますよね。

私が福山雅治に似ていると主張するのと同じです。

でも、悪いこととなると、自分が所属していないことを前提としたグループを作り出して、そのグループ全体がどうか、という意識が働きます。


私は授業で留学生との交流の機会を作るときは、可能な限り、先入観を打破して、民族性や国民性よりも個性の差のほうが大きいという気づきにつなげようと努力しています。


今回も、「だから○○人は。。。」という非難や中傷を見て、やらなくちゃいけないことは山ほどある、と思いました。
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