国広哲弥先生のご著書です。国広先生のお書きになったものとの最初の出会いは、『ことばの意味-辞書に書いていないこと』(平凡社)でした。ことばの意味について考える大きなきっかけをいただいた本です。直接お目にかかったことはありませんが、他の人の書く意味分析よりも読みやすく、しかもおもしろかったんですよ。語感も似通っていたし。って、国広先生も山口県のご出身ですから、世代差こそあれ、語感が似通うのは当然といえば当然だったのかもしれません。
でも、国広先生のおかげで、日本語に対する関心がふくらみ、今の仕事に結びついているわけです。一冊の本との出会いは人との出会いに似ています。
さて、この本は今までの国語辞典の抱える問題というか、書かれていないことに注目しての意味分析が行われています。
よくよく思い出してみると、意味分析というものとの出会いは、中学校2年の時でした。国語の時間、確か1回目の時間に、玉木先生という先生の授業でしたが、「西ということばを君たちならどう説明するか」と問いかけられ、説明できそうでできないことに気がつき、辞書の記述を比較するということをしました。ことばに対する関心は、もしかしたら、あの時に芽生えたのかもしれません。
この本の構成は次の通り。
-------------------------------
第一部 国語辞典のここが足りない
一 類義語の識別
二 日常語の意味
三 助詞の記述
四 文型の記述
五 連語
六 定義の堂々巡り
第二部 多義語
七 多義語と同音異義語
八 多義の意味関係
九 多義語の構造化
第三部 辞典の記述
一〇 記述項目
一一 辞典記述見本
------------------------------
1997年11月15日初版
1998年2月15日第四版
国広哲弥著
大修館書店
ISBN
4-469-22136-8
でも、国広先生のおかげで、日本語に対する関心がふくらみ、今の仕事に結びついているわけです。一冊の本との出会いは人との出会いに似ています。
さて、この本は今までの国語辞典の抱える問題というか、書かれていないことに注目しての意味分析が行われています。
よくよく思い出してみると、意味分析というものとの出会いは、中学校2年の時でした。国語の時間、確か1回目の時間に、玉木先生という先生の授業でしたが、「西ということばを君たちならどう説明するか」と問いかけられ、説明できそうでできないことに気がつき、辞書の記述を比較するということをしました。ことばに対する関心は、もしかしたら、あの時に芽生えたのかもしれません。
この本の構成は次の通り。
-------------------------------
第一部 国語辞典のここが足りない
一 類義語の識別
二 日常語の意味
三 助詞の記述
四 文型の記述
五 連語
六 定義の堂々巡り
第二部 多義語
七 多義語と同音異義語
八 多義の意味関係
九 多義語の構造化
第三部 辞典の記述
一〇 記述項目
一一 辞典記述見本
------------------------------
1997年11月15日初版
1998年2月15日第四版
国広哲弥著
大修館書店
ISBN
4-469-22136-8