戦う広告―雑誌広告に見るアジア太平洋戦争 | |
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小学館 |
戦前の新聞をめくっていると、今と同じくバラエティあふれる広告がたくさんあります。
でも、戦争がはげしくなるにつれ、笑えない広告が増えてくるのです。
鉛筆の広告も、戦闘機の設計図を書く場面が取られていたり、
胃腸薬の広告も、体調を整えて工場で働こう、という形で出ていたり。
日常にどれだけ戦争が影響を与えていたのか、また、それを人々がどうとらえ対応していたのか、
今なら笑い話ですが、笑えなかった時代があったということがわかります。
社会の右傾化とか左傾化とか、中庸というバランスが取れていない時代は、もう「今」なのかもしれません。