AOTS 中部研修センター訪問

海外技術者研修協会、ＡＯＴＳさんの中部研修センター、略称ＣＫＣに行ってきました。
ここです。

後期、2年生の必修授業の一つ、「日本語教育実習Ⅰ」で施設見学をさせていただいたり、自由会話の時間に入れていただくことにしているため、その打ち合わせに伺いました。

この施設、私が愛知教育大学に在学していた時は、長久手にありました。
今、岡山大学の留学生センターにいらっしゃる杉本先生がおいでになったころで、授業見学させていただいたのがその杉本先生の授業でした。
杉本先生には、その後、徳島大学に赴任した当時は愛媛大学の留学生センターにおいでになって再会、顔を覚えておいていただけたのがうれしかったのですが、世界が狭いことを実感したものです。

今日も、ＣＫＣにお邪魔したら、見覚えのある方が出ていらっしゃってびっくり。放送大学のお仕事を頂いていた時にお目にかかったことのある方でした。

やはりこの世界は狭い。

いや、自分が学生時代に見学したことを思い出してですねえ、お昼ご飯時に、その杉本先生が食堂に案内してくださって、「ここの塩ラーメンがうまいんだ」とおっしゃったので、それを注文したことがありました。
厨房を見ているとですねえ、

サッポロ　塩ラーメンが！！

授業そのものの記憶は薄れる一方なのですが（おいおい）、そこが妙にインパクトあってですねえ。

それはそれとして、新しいセンター、新しいと言っても10年前にできたセンターだそうですが、食堂は食べ放題。で、ムスリムの学生やベジタリアンの学生に配慮したメニューになっているそうです。
宿泊施設も、完全個室で、バストイレ付。ビジネスホテルの部屋そのものといった感じでした。

大学にある国際交流会館なんかが、バストイレ共用だったりすることを思えば、きちんと配慮された建物で感心しました。

教室も、程よい大きさ。

徳島大学で、留学生センターに供される建物の教室の大きさを決めるとき、教員の希望とは全く違う大きさのものができて、愕然としたことがありました。これはこれで、大学の方でその建物を地域との交流の中心として位置づけ、イベントが可能な会場にレイアウトできるように作ったという理由がありますから、仕方がないのですが、現場の教員の意見が反映すると、こんな教室になるんだろうなあと羨ましく思いました。教室の壁面は、すべて磁石が付けられるようにしてあり、窓は全面採光になっているます。

11月に学生を引率することにしましたが、見せていただく授業も、参加させていただく授業も、いろいろとご配慮いただきました。ありがとうございました。

さてと。

場所は、先ほどのリンクを見ていただいてもいいのですが、名鉄豊田線（地下鉄鶴舞線に接続）で浄水下車、徒歩15分。もしくは、愛知環状鉄道で貝津駅下車になります。名鉄豊田線であれば、豊田市駅で名鉄三河線に乗り換え、知立まで出てきてバスで大学に戻れます。愛知環状鉄道では、新豊田で下車して、案内に従って名鉄豊田市駅に行けば後は同じです。名鉄豊田線で、日進まで名古屋方面に戻り、そこから愛知教育大学行きのバスに乗ってもいいですね。

経路を長々と書いたのには、わけがあります。

この地域、地下鉄、名鉄、名鉄バス、市バスは「トランパス」というプリペイドカードが使えます。ＪＲはＴＯＩＣＡというカード。ＳＵＩＣＡと同じ仕組みで、ＳＵＩＣＡも使えますが、相互に使うことができない状態です。プリペイドカードをＴＯＩＣＡのようなＩＣカードにしようという動きもあって、2010年に実施予定ですが、共用できるようには現時点では計画されていないようです。不便です。
愛知環状鉄道でもこれらのカードは使えません。非常に不便です。

こういった不便さが解消しない限り、首都圏、近畿圏のような一種のバリやフリーの交通にはならないような気がします。

といった愚痴を書いて、今日はおしまい。