AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

生活レベルを下げるのはつらい

2014年03月15日 | 
戦下のレシピ―太平洋戦争下の食を知る (岩波アクティブ新書)
クリエーター情報なし
岩波書店


そしてやっぱり食べ物。

この本は、婦人雑誌の料理コーナーを取り上げていっています。

やはり、戦争中は、「食べられる野草の見分け方」みたいなものが増えてきてやり切れません。

問題は、朝鮮併合などを経て、日本国内の食糧事情が好転し、「栄養学」というものが広まり始めた後で、戦争が始まったということ。

豊かな食事、栄養バランスを考えた食事を、曲がりなりにもとれるようになってから、食糧不足になるわけですから、大変だったと思います。


手持ちの資料で、昭和2年のラジオ料理講座のテキストがありますが、とてもおいしそうなものを食べています。
和洋、中華、韓国料理まで。

大正から昭和の初めまでは、こういうものが食べられていたんだなあと。

メニューがどんどんみすぼらしくなる過程が、読んでいてつらくなる本です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 戦争だった時の日常 | トップ | 日本語授業の導入を考えると... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事