AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

お父ちゃん特製「導尿キット」のご紹介

2010年03月20日 | どーでもいいこと
ぷくは、二分脊椎という先天性のハンディキャップを持っています。

排尿のコントロールが難しいのです。

で、毎日、数時間おきにカテーテルをさして膀胱から直接排尿する「導尿」という作業をしなければなりません。赤ちゃんの頃は親がすればいい作業ではありますが、小学校に通い始める年齢になると、親がついていくわけにもいかず、自分でできるようにしなければなりません。

当然、様々な道具が必要となり、幼稚園に就園する際も、今回の小学校就学に関しても、先生方にずいぶん相談に乗っていただきました。小学校も幼稚園も、真剣に、ぷくのことを考えていろいろとアドバイスや提案をしていただいて感謝しています。本当に。

さて、ぷくが自分で導尿できるようにと、お父ちゃんはお父ちゃんで、お母ちゃんはお母ちゃんで、いろいろやります。
お父ちゃんはもっぱらハード面です。

で、「導尿キット」を作りました。

外箱は、100円ショップで買ってきたシューズボックス。これは315円でした。


中にも100円ショップで買ってきたケースを二つ。


それから、丸洗いできるようにステンレス製のバットと、引っかけられるようになっている小物入れ、フックのついたバスケット。これも100円ショップです。


中に入れる必要があるのは、

使い捨て用の滅菌手袋、カテーテル、洗浄綿、潤滑用のオリーブオイル。

それらを上に書いたような小道具を使って詰めていきます。


オリーブオイルは、片手でふたの開け閉めをすることを想定して、ある程度キープしてくれる形にしておかなければなりません。そこで、石粉粘土を使って置き場を作ってみました。

カテーテルを付けるときに、ほかのところに触るとまずいということで、箱のふちに引っ掛けられる小物入れにも中に粘土を詰めて置き場を作りました。
この石粉粘土、乾くと彫刻刀でも削れるというしっかりしたものです。これも100円。

出来上がりはこちら。



フック付のバスケットはペーパータオルを入れています。これも片手で行えるように、どちらかというと窮屈な感じで詰めています。

小学校でこの道具を置かせていただくことになっているワゴンは、ちょうどいい大きさだったようです。
ぷくもこの道具を使ってくれて、いろいろとコメントをくれます。
少しずつ改良していって、使い勝手のいいものにできたらと考えているところです。

ポケットカテーテルという携帯用のものもありますが、普段使い慣れているもののほうが、いいということもあって、いろいろ考えました。

ぷくと同じハンディキャップのある方も多いと聞いています。
この記事が何かのお役にたてるといいのですが。

それにしても、100円ショップ、侮れません。
いろいろ試しても価格的にあまり負担にならないのがいいです。

あ、そうそう。

シューズボックスは、最近見かけません。
一度品切れになって、そのあと見つけた二つを買ってきてから、入荷がないようです。
とってもあって便利なので、再入荷すればいいのになあと思っています。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 県議会議員の方との勉強会 | トップ | リソースルームの打ち上げ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

どーでもいいこと」カテゴリの最新記事