AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

領収書を投げてわたされたのがショック

2018年06月11日 | 日本語教育
地域の日本語教室で、

後ろの席に座って、院生さんの授業の様子を見ていたんですが、

学習者さんの一人がやってきて、

私に受講料の領収書を、ぽいっと、投げて渡してきて、

あまりのことにあっけにとられていたら、私の開いていた教科書を指でつついて「本」という。


びっくりしたけど、学習者さんの言いたいことはわかるわけだ。


先週、飛び込みでやってきたから、プレイスメントテストを終えてなくて、プレイスメント後に受講料を支払って、翌週教科書を渡すから領収書を持って来い、という指示だったのね。


とはいえ、放り投げて渡すというのは、基本的には、どこの国のマナーでもアウトだと思うんだけどねえ。


上の方のレベルのクラスなんだけど、「本」としか言えないのも問題だし、なにより、言葉の問題じゃない部分が引っかかる。

いい方は変だけどさ、勤め先や周りの日本人に愛される振る舞いではない。

どこかで修正できたらいいんだけどなー。

学習者さんが、とんでもない不利益を被る前に。


同じ国の学習者さんの様子とあまりに違うんだけど、こういう人は確かにどの国、どの民族、どの文化圏にもいるので、そんなに気にはしてないんだけど、学習者さんが、勤め先やらほかの場所であれをやると、きっと、トラブルが生じる。

本人がわかってやってるならそれはそれで大人の自己責任、ということもあるんだけどね。

わかっていないのなら、ちょっとかわいそうだ。一緒に来ている同僚の同じ国籍の人たちはそんなことないから、完全に、個性、なんだよな。


治すなら、今日のあのタイミングだったんだよなあ。いちいち、同じ場面の説明なんかできない。

ちょっと油断してた。で、あっけにとられた時間が長かった。


まだまだ未熟だ。肝が据わってないというか、度胸が据わってないというか、衰えたというか。
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