AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

「3」のミステリー

2012年01月03日 | ぷくの思い
年末の防府でのお話。

大みそかにテレビを見ながら食べようとお菓子類を買い込んでいたところ、ぷくがするめを抱えてきまして、「これが食べたい」という。

お父ちゃんもおじいちゃんもするめは大好きなので、買い物かごに放り込んでレジに向かいながら、ぷくに、

「みんなで食べるお菓子はこれでいいかな」

というと、驚いた表情に。

どうしたの?と尋ねると、「するめは僕一人が食べようと思っていた」と涙ぐみます。

あんなに大量のするめを一人で食べたら体を壊す、というのですが、頑として譲りません。

お父ちゃんも頭にきたので、「じゃあ、ほかのお菓子には手を一切出すな。お父ちゃんもおじいちゃんも、このするめは食べない。」と叱って帰りました。



そして、お菓子をあけてみんなでつまんでいた時のこと。

ぷくは、お父ちゃんがミックスナッツやかきもちなどを広げた紙の端っこに、



するめを三本だけおいたのです。

しばらくして、自分一人で食べたんじゃないよ、ちゃんとみんなの分を置いたよ、というのですが、なぜ3本?

お父ちゃんとおじいちゃんなら、偶数本必要なのですが。


思い起こせば、帰省した翌日、30日。

おじいちゃんが刺身を、フグを食べようと買い物に行ったのですが、フグはなくて、普通のお刺身を買って帰ることに。

ぷくは、マグロが好きです。

マグロだけの刺身のパックを抱えてきます。

おじいちゃんは、そうか、マグロが好きか、と言って買ってくれました。

うちに帰って食卓に刺身を並べていたら、そのマグロだけのパックは自分の目の前に、そして、自分だけのテリトリーとされている空間に置きます。

お父ちゃんが、『みんなで食べるぞ』というと、やはり涙ぐんで「一人で食べると思っていた」と言います。

上記のするめに先立ちますが、ここでも、「じゃあ、ほかのものを食べるな」と叱ったのです。

食事も終わりに近づき、ふとぷくの方を見ると、彼の目の前のマグロのパックには、



3キレの刺身が。

みんなにどうぞ、というのですが、なぜ3キレ?





という話を妻にしたら、マックのフライドポテトの話をしてくれました。

Lサイズを買ってみんなで分けると言ったら怒りだすのだそうです。

妻も叱るのですが、じゃあ、といって差し出されるのはやはり、



3本のポテト。


ぷくにとって、3という数字はかなり意味のあるものらしいのです。



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