AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

名古屋市教育センターの研修会

2018年08月25日 | 日本語教育
「日本語指導を必要とする児童生徒指導法講座」の講師の依頼をいただき、

「日本語指導法の理論と実践」と題して、午前と午後の2回、ほぼ同じお話を3時間ずつさせていただきました。


昨年度も務めさせていただいたのですが、話の三分の一は同じものなので、特に、話の前振りとなる私自身の経験や、留学生の犯す日本語学習時の誤りなどは、そうそう頻繁にネタの更新ができるわけじゃあないですし、多くの方が昨年度に引き続いて、だったらどうしようかと思っていたのですが、「引き続いて」の先生方はほんの数名でした。

話す側としては、ほんの数名しかダブっていない、というのはありがたいのですが、

日本語指導が必要な児童生徒の支援にかかわっている人間としては若干複雑な思い。つまり、担当の先生がこんなに頻繁に変わっているのか、ということと、多くの方に聞いていただける機会ができた、ということ。


台風が心配だったのですが、幸い、影響なく研修会は終わりました。


個別のご質問も受けたのですが、日本語指導の加配がいない学校で、担任をされている先生から、来日後1年たつけど、ひらがなとカタカナがやっとで、たぶん何をやっているのか全く分かっていないで教室に座っている子がいて、どうすればいいだろうか、とご相談を受けました。

こういうご相談を受けると、センター校のようなところで初期指導を終えて各学校に帰していくということが重要になってくるかなあと思いつつ、センター校へ集めるための交通手段を行政が負担できることが前提だよな、ということも思ったり。

指導方法をどんなに学んでいただいても、指導できる時間や組織を作るというのは、ずーっと難しいことだということを実感として感じました。


受講時に、卒業生で、市内で日本語の取り出し指導を担当している方も顔を出してくださり、誕生日のプレゼントまでいただきました。

また、院生の調査に協力していただくためのプリントも配布しましたが、早速、ご協力いただけたようです。


ありがとうございます。
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