地下鉄のベンチで、女子高生に膝枕をしてもらっている男子高校生がいて、お腹が空いたからおにぎりをぱくついてその裏のベンチに座っていたんですが、
男子高校生の方が、
教室のドアの建て付けが悪いとか、
英語の教師の服のセンスが悪いとか、
体育の授業で友達がヘマをしたとか、
消しゴムがちぎれたとか、
まあ、そんなどうでもいい話をしていて、
もうちょっと気の利いた話でもしろよ、と思っていたら女の子の方が急に、
私が悩んでるのにそんな話しかないの?
と、ちょっときつめの声で彼に。
彼は、それまでの話をやめて、戸惑った感じの声を出していたのですよ。
裏に座っている小太りのおじさんは、耳をダンボにして聞き入っていたんですが、
女の子は、
こんなに人が悩んでるのにくだらない話ばっかり。。。。
と、泣きそうな声。
なんか、まずい話でも始めるのではないかとドキドキ。
男の子は横になっていたのをやめて起きたような気配。
おじさんはおにぎりを食べ終わったけど、食べているふりをして座っています。
彼が、
どうしたんだよ
というと、彼女は、◯◯に話したってどうしようもないし、私に関心なんてないでしょ、と若干おかんむりの様子。
彼が、そんなことないよ、というと、彼女は、本当に?と。
しばらくの沈黙の後、彼女は
枝毛がひどい
という話を始めたんです。
もっと悩むことはあるだろう。
髪の毛があるだけいいじゃないか、と、おじさんは激高し、おにぎりの包みを乱暴に丸め、ゴミ箱に投げ入れました。
なんか、もっとあるだろう、ほら。
なんだかなー。
男子高校生の方が、
教室のドアの建て付けが悪いとか、
英語の教師の服のセンスが悪いとか、
体育の授業で友達がヘマをしたとか、
消しゴムがちぎれたとか、
まあ、そんなどうでもいい話をしていて、
もうちょっと気の利いた話でもしろよ、と思っていたら女の子の方が急に、
私が悩んでるのにそんな話しかないの?
と、ちょっときつめの声で彼に。
彼は、それまでの話をやめて、戸惑った感じの声を出していたのですよ。
裏に座っている小太りのおじさんは、耳をダンボにして聞き入っていたんですが、
女の子は、
こんなに人が悩んでるのにくだらない話ばっかり。。。。
と、泣きそうな声。
なんか、まずい話でも始めるのではないかとドキドキ。
男の子は横になっていたのをやめて起きたような気配。
おじさんはおにぎりを食べ終わったけど、食べているふりをして座っています。
彼が、
どうしたんだよ
というと、彼女は、◯◯に話したってどうしようもないし、私に関心なんてないでしょ、と若干おかんむりの様子。
彼が、そんなことないよ、というと、彼女は、本当に?と。
しばらくの沈黙の後、彼女は
枝毛がひどい
という話を始めたんです。
もっと悩むことはあるだろう。
髪の毛があるだけいいじゃないか、と、おじさんは激高し、おにぎりの包みを乱暴に丸め、ゴミ箱に投げ入れました。
なんか、もっとあるだろう、ほら。
なんだかなー。