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お父ちゃんがリビングの畳にひっくり返って、テレビのニュースを見ていると、はるどんが自室から出てきました。
「揉みに来たの?」と優しくお父ちゃんが言うと、
はるどんは、テレビを凝視して動きません。香港のニュースをしてたのね。香港、どうなるんだろう。一度も行ったことないのに、行く機会が今後あるんだろうか? 行けても、これまでと違うというから、どうなんだろう、楽しいのかな、といろいろ思うお父ちゃん。
はるどんは、ふと、お父ちゃんのほうを見て、全力で謝ります。
「ごめんなさい、私、今、ニュースに集中してて、お父さんが何言ったのか全然聞いてなかった。本当にごめんなさい」
いや、構わないよーといっても、謝り続けるのです。
「いや、本当にごめん、気になるニュースだったんで、つい、お父さんを無視したわけじゃないんよ」
いや、そんなに謝ることはないのだよ。
「で、なんだったの?」
というから、
「揉みに来たの?って言った」
と答えると、
「なんだ、そんなことか。よかった」
だってさ。
挙句に、揉んでくれない。人でなしだ。
自分で、カルディで買ってきたコーヒーをドリップして、自分のだけドリップして、部屋に戻っていきやがりました。
「揉みに来たの?」と優しくお父ちゃんが言うと、
はるどんは、テレビを凝視して動きません。香港のニュースをしてたのね。香港、どうなるんだろう。一度も行ったことないのに、行く機会が今後あるんだろうか? 行けても、これまでと違うというから、どうなんだろう、楽しいのかな、といろいろ思うお父ちゃん。
はるどんは、ふと、お父ちゃんのほうを見て、全力で謝ります。
「ごめんなさい、私、今、ニュースに集中してて、お父さんが何言ったのか全然聞いてなかった。本当にごめんなさい」
いや、構わないよーといっても、謝り続けるのです。
「いや、本当にごめん、気になるニュースだったんで、つい、お父さんを無視したわけじゃないんよ」
いや、そんなに謝ることはないのだよ。
「で、なんだったの?」
というから、
「揉みに来たの?って言った」
と答えると、
「なんだ、そんなことか。よかった」
だってさ。
挙句に、揉んでくれない。人でなしだ。
自分で、カルディで買ってきたコーヒーをドリップして、自分のだけドリップして、部屋に戻っていきやがりました。