先週と先々週のNHKスペシャル、「司馬遼太郎の、この国のかたち」は、第一集と第二集の2回で終了したのであろうか?(第三集があると予感させるのだが・・)まさかと思う。これで終わったら腰砕けも甚だしい。第一集は、「島国ニッポンの叡智」というテーマだった。日本という島国が辺境であるがゆえに、外来のモノ・ヒトをスポンジのように吸収する。それが日本ならではのエートス(文化的慣習・風土)として . . . 本文を読む
後藤健二さんの死を悼むことはできるが、イスラム国(※)について語る資格はわたしにはない。 「イスラム国の衝撃」で巷間を賑わした池内恵(さとる)についても語る資格もない。 彼が池内紀の息子で、天文物理学者の池内了の甥であると知ったのは最近のこと。 なによりも池内恵は、わたしが畏敬する井筒俊彦を読み直すふれこみでイスラム論壇を席巻する勢いの新進の学者だそうな。 読書界、論壇で脚光をあびる彼について、 . . . 本文を読む