世間を騒がせている森友問題。ほとんど内輪モメというか、正当か逸脱かという見えない齟齬をめぐって、安倍首相を中心とした内紛のようで、面白おかしく眺めていた。どうやら、当事者のプレイヤーが出そろった感じだが、今後、行政側からのエビデンスが漏れる以外のほかに、巷を驚かすような進展はないだろうとみた。
ということで私としては、森友問題はどのような形で決着するか目に見える気がし、自分なりの . . . 本文を読む
ご近所の地縁から「天然工房」という名のパン屋さんを知り、福島の塙町から美味しいパンを送ってもらっている。今どきの言葉で「お取り寄せ」というらしいが、国産小麦のパン、その味と香りを十二分に堪能できるパンなのだ。代々木上原の「ル・ヴァン」のパンもライ麦の重厚な味わいで舌鼓を打ったが、「天然工房」さんの安定した上質な旨さもひけをとらない。今回は、地元の旬の野菜(山葵菜、菜 . . . 本文を読む
1. 不忍方面に散歩すれば、どうしても覗きたくなる池之端のグリーンクラブ。盆栽はじめ草木、花の好事家向けのイベントが開催されている。イベントというよりも、品評を兼ねた箔がある「市」といった雰囲気を漂わす。この日は春蘭のそれで、学校の教室が4室ほどのスペースに立錐の余地がないほどの盛況を見せていた。マニアにとっては、春蘭という植物は宝石のような価値があるらしい。無知の私には韮の葉に見 . . . 本文を読む
昨日の新聞に、人工知能のコンピュータが世界のプロ棋士を悉く打ち負かした「アルファ碁」の話題があった。何故そんなに強くなったのか。人工知能(AI)が加速度的に進化したことの背景には、低コストによるメモリの大容量化、CPU(演算処理能力)の高速度化の実現がある。つまりはビッグデータの処理能力が飛躍的に高まったからであろう。と私は単純に思っていたのだが、どうやらそんな生や . . . 本文を読む
あの日から三月は残酷に思えてならない
植物はたくましく芽吹いて花々を咲かせ
深く眠り込んだ動物たちも動きはじめた
彼らはお構いなしに元気を漲らせている
自然は何も知らないし動物には罪がない
恨んだりはしないけれど残酷さを感じて
でも忘れないように元気をもらっている
自然は脅威のほかに豊かな恵みもくれる
元の通りに元のあのままの元の気持ちに
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「遺言 原発さえなければ」というドキュメンタリー映画を3か月にかけて鑑賞した。地元で活動している小さな民間団体「月1原発映画祭」(※注1)が主催し、4時間近い長尺のため3回に分けて上映されたもの。福島県双葉郡浪江町をメインに、3.11以降2013年4月まで酪農家の人々に密着したドキュメンタリー映画である。
▲今週の土曜日、3.11から東中野ポレポレでアンコール上映されるとのこと。ダイジ . . . 本文を読む
やはり言葉だ。言葉の使い方で、社会はどっちにも回っていく。
経営から導かれた言葉だろうが、統治に根ざした言葉だろうが、その紡ぎだされたストーリーは倫理を、或いは未来を語ったのだろうか。
幻想でもいい「信頼と安心」を、人々は感じたのか。遠ざけられた人々への架け橋となる、確かな論理と裏付けはとどいたのだろうか・・。
アメリカに限ったことではないのだが、その国のトップはまず、言葉の . . . 本文を読む