大方の予想通り、オウムのような繰り返し証言。茶番になると分かっていながら、どなたかの必殺の隠し玉、或は切れ味鋭い舌鋒で、想定外の証言を引き出せるかに注目。暇にまかせて、今回の国会中継をあらかた見てしまった。
予算委員会での佐川前局長の証人喚問は、その肝心要を「刑事訴追の疑いがあるから」ということで、核心というべき証言をすべて拒否された。その回数50以上だそうな。ほとんどが財務省理 . . . 本文を読む
熊谷守一の『蒼蠅(あおばえ)』を少しずつ味読している。いろいろ感化されることがある。紹介したいエピソードなどたくさんあれど、冗長になるので止める。とにかく、日々上機嫌であるように生きねばならないと思うに至る。
そう思うに至ったプロセスを省き、機嫌よく毎日を過ごすために心がけることを箇条書きしてみた。
愚痴をこぼさない
大人しく話を聞く
決して威張らない
孤独をおそれない . . . 本文を読む
岩波書店のホームページは偶に見るのだが、端っこの方に佐藤正午の『月の満ち欠け』の試し読みコーナーがあった。
⇒「https://www.iwanami.co.jp/files/tachiyomi/pdfs/0140830.pdf (現在、立ち読み程度の9pほど。どんな意味があるんだ?)
エッセイ集を2冊ほど読んでいて、優れた書き手だと感心し、ブログにも書いたことがある。ただ、手練の恋愛小 . . . 本文を読む
▲3月14日(水)蕾ばかり、二、三輪花開く。枝垂れは、桜・梅あるいは柳でも、エロスを感じる。でも、媚びていない、清々しい。
▲3月18日(日)金曜日から息を弾ませるように咲きはじめた。ピーク時は天気悪そうだ。
▲近くの公園、ソメイヨシノが花開いた。二、三分もよい。
この4,5日、けっこう濃密な日々というか、考えがまとまらずブログが書けない。CT検査をはさん . . . 本文を読む
この石にさす光はその意志を失う。光はこの石の上をすどおりして他の物へ行くことができない。光はこの石に身を寄せ、ためらい、とどまり、この石の中に住むのである。 (リルケ 『ロダン』)
吉岡実の散文からの孫引きである。
わたしは俗物を自認するが、むしょうに美しいものや、心を刺す言葉を求めるときがある。やはり好きなものは色とかカタチ。しかし、四六時中それらのものに囲まれたら、飽きてく . . . 本文を読む
熊谷守一(くまがい・もりかず 1880‐1977)の『轢死』(1908)の実物をはじめて視た。
解像度がシャープな出版物でも、全体が真っ黒にしか見えず、ほのかに横たわってる身体が認められるだけの絵画。ぜひとも本物を目の当たりにしたいと願っていて、遂にその機会が訪れた。
ガラス越しであったが、見方を変えたり、目いっぱい凝らして観たが、やはり判然とせず何がなんだかわから . . . 本文を読む
国有地の不当な売却に関して、「私が関与している、また妻がなんらかの関わりがあったなら、政治家を辞職いたします」と、大見得をきった安倍首相は、今回の改ざん文書の発覚についてどう落とし前をつけるのか。前回の選挙は有効なのか、即解散すべき事案だと思うが・・。
国のトップが平気で嘘をつき、ばらされないように公文書が改ざんされたり、保管すべき国が関係書類を廃棄するなんて、もう法治国家の統治 . . . 本文を読む
昨日、3.11関連の記事をアップして寝るまえに、習慣になった竹下節子さんのブログをのぞいてみた。
タイトルが『新聞の値段が男と女でちがった』と付けられ、「3月8日は国際女性デーだった」という書き出し。
ジェンダーの認知から、MeTooの問題まで最先端をいくフランスで、地下鉄の車両アナウンスが「痴漢やセクハラ」の注意勧告。それも女性車掌のジョーク&英知(?)をふりしぼった声で・・。
⇒h . . . 本文を読む
本来ならば昨日アップするべき記事だったのだが仕方がない。
3月11日は、日本人が居住まいを正して東日本大震災の記憶とフクシマの現状に向き合う一日。誰もが、それぞれの心の中で一瞬でもいいから祈り、喪に服したい。
復興はいま、国の計画では70%ほどの達成率という。しかし、NHKの報道番組によると、かさ上げの土地造成・インフラ整備及び住まいや公共住宅、市街地の施設などのハード面では、まだ50% . . . 本文を読む
この齢になって、あろうことか全女性を敵にまわすかのような失言をし、さらに貧血状態の妻を放っとき仲間と呑みに行った。見かねた女性の二人は妻を介抱し、タクシーに乗せてくれて自宅の玄関まで送ってくれたという。そんな事態になったとは露知らず、手話の仲間たちと愉しく酒を飲み午前様になるまで遊び呆けた。その間、妻から二度ほど電話があり、送ってくれた女性二人が二次会に合流できたかどうかを聞いてきた。こちら . . . 本文を読む
昨日の「耳の日」に続いて、今回も耳の話題。耳、みみ、33と重なると、耳鳴りがする話になろうか・・。冗談はさておき、3月3日の東京新聞一面の『筆洗』というコラムは、やはり「耳」について書かれていた。
解剖学者の岩堀修明の著書『図解・感覚器の進化』をもとに、平衡感覚を司る耳の進化の歴史にふれたもの。
生物の進化の歴史のなかでも、「重力を感じ、体の傾きを感知する平衡覚器」は「最古の感覚器の一つ . . . 本文を読む
3月3日は雛祭りの日。世間では、桃の節句(節供)であるお雛様を祝う催しもので、各地が賑わったことであろう。
わが家では今年から3月3日は、3の並びのミミ即ち「耳の日」になった。手話を学び始めてから知りえたことで、聴覚障碍者のための各種のイベントが開催される特別の日である。
手話講師として偶然にも、東京都聾唖障碍者協会の理事、粟野達人さんに担当していただいていたこともある。去年はしかも、4 . . . 本文を読む
まるで異変が訪れたかのような陽気である。家中の窓を開け放ち、空気を入れ替えようとしたが、花粉が飛んでいるから、循環する隙間ほど開けておくように云われる。半冬眠の亀たちも何ごとかとごそごそ蠢きだした。今年の啓蟄は、3月6日、来週の火曜日である。この日は、手話講習の修了式である。妻は同窓の仲間とともに、手話による初級修了の挨拶を述べる。私は皆勤賞をいただく予定である。
一年はあっという間に過ぎ . . . 本文を読む