先日、みすず書房の読者担当者からメールをいただいた。出版の広告案内の類ではなく、個人あてのメールは嬉しく、ちょっと誇らしい。実を申せば、質問したことの回答をご親切にも頂戴した次第、正直なところ誇るべしとはいえない。
忙しいなかを律儀に応えていただいた。その丁寧な対応は、老身に沁みるほどに実感し有難い。出版社によっては、誤植なぞを報告してもなんらレスポンスしない会社 . . . 本文を読む
アメリカの新大統領就任式のニュースを見ました。
威厳と格式のある雰囲気のなかで、キリスト教の聖書に手を置き,宣誓していました。
その人は、国際的に取り決めたルール、機関などを度外視しても、やるようです。
自国と自国民を第一に優先させると。
昔の栄光を、偉大さを取り戻すのだと。
これからはタイマンでガチにディールしていくんだ、とおっしゃっていました。
プー . . . 本文を読む
貨幣はかつて、富を表象するものであり、人間の体内に流れる血液のメタファーだった
すなわち、貨幣はいかように使われようとも、人間の共同体を循環し、成長をうながした
貨幣は人を選ばず、万民に愛されて世界を循環し、そして交換も可能になった
この世界に存在する稀少な金属が、やがて貨幣を保障し、交換をも裏づけた
貨幣と金属との、その親和性を無視し、成長と富の増大を願った人が忽然とあら . . . 本文を読む
前回のブログ「年頭の話題から」の最後で、韓国の釜山の「少女像」についてふれた。
その後、改めて「少女像」について調べてみた。というのは、韓国の国内にいま、50体ほどの「少女像」が設置されていることを知ったからだ。韓国の日本大使館、領事館前どころの話ではなくなった。
また、アメリカにおいては、日本大使館前にとどまらずカリフォルニアのグレンデール、デトロイトなどにも設置。オーストラ . . . 本文を読む
シンギュラリティ(Singularity)
「特異点」という英語で、物理学で使用されている専門用語だったらしいが、あらゆる分野でシンギュラリティが注目されている。
生命、宇宙、物理などの先端科学が結合する。さらに、人工知能の進化が相まって一気に進化して「特異点」を迎えるという。それが「2045年問題」というシンギュラリティ。人類はいかに対処し、それを乗り越えてゆくか。経済学でも . . . 本文を読む
スペインに行って、思ってもみなかった心的衝撃をうけた。
築いてきた思考方法の改変を迫られる、そんなインパクトのある絵画を見た。ディエゴ・ベラスケスが描いた「ラス・メニーナス」(侍女たち)である。プラド美術館において門外不出とされている名画中の名画だ。マドリッドに来ない限り実物を鑑賞することはできない。だから凄いのだ、と言いたいのではない。
ツアーに組み込まれたプ . . . 本文を読む