急遽、マイナンバーカードについての私見を覚書として残すことにした。
一昨日のこと(11/22)、グーグルニュースのまとめサイト(各メディアの主要トピックニュース・地方新聞含)を読んでいたら、NHKニュースの「暗証番号 設定必要ないマイナンバーカード12月中に導入へ」という見出しに目が留まった。記事としては以下の通り(ですます調を直し)。
総務省は、認知症の人や高齢者に加え、 . . . 本文を読む
病院は夜 9時が消灯。しばらくはテレビを付けているが、大部屋の皆さん(3人)は静かに、おもむろに就寝につく。それからは、ラジオを聴くことが多い。
先日、武田砂鉄のラジオ番組を聴いた。前回の入院の時に、2,3回ほど聴取したかな。内容は忘れたが、低めの落ち着いた声が聴きやすく、言葉使いが的確で気持ち良い。故坂本龍一の父親がいた河出書房新社の編集にいた(現在フリー)が、鬼の坂本から薫陶を受けたのだ . . . 本文を読む
一昨日だったか、アメリカのファースト・リパブリック銀行が破綻した。その先には、シリコンバレーで躍進してきた先端企業群を取引先とした銀行も破綻し、連鎖的な信用不安から預金者たちを不安の闇に突き落とした。
アメリカの地方銀行とはいえ海外との取引は多かったという。好景気、高利回りならば、欲望の猛者はどこからでもやって来る。だが、この業界どんな時でも破綻は生じる。
連邦政府が預金保護など手厚いフォロー . . . 本文を読む
2か月余りにおよぶ自粛生活も、どうやら終わりが見えてきた。リハビリやジムにも行かず、自宅にこもって読書とnet三昧。運動は5分間のテレビ体操ぐらいなもので、体重は2キロほど増えてしまった。正直いって、身体のリズムは崩れ、昼夜逆転の不摂生な時を過ごすこともあった。「Stay home」から「Stay alert」へ、「Calm」から「Move」だ!
ポストコロナは、以前の暮らしを取り戻せるどうか心 . . . 本文を読む
久しぶりに山形浩生のブログ『経済のトリセツ』をのぞいてみたら、山形の盟友(ライバル?)の柳下毅一郎とSNS上で交わしたやりとりを発端にして、第三者までを巻きこんだ面倒な論争が繰り広げられていることが判明した。(興味ある方は、左のブックマークから山形浩生の「経済のトリセツ」へ)
山形のブログは『統計の不備と、各種統計の「相関」の話』というタイトルのとおり、今回の厚労省がしでかした勤労統計不正のいわ . . . 本文を読む
沖縄の辺野古沿岸に土砂投入がはじまった。戦後からはじまった米国への従属、いや隷属がここに極まり、日本の悲劇の象徴として沖縄の人々だけでなく、私たちの心に深い傷となって残されるだろう。日本国憲法よりも日米地位協定が優位にある、その誤謬により、私たちの基本的人権は73年間いまだに、蔑ろにされているという現実を突きつけられた。侵略的な戦争を放棄すると謳いながら、米国の戦略的軍事基地を肩代 . . . 本文を読む
「男女差」なんて時代と文化の文脈による恣意的なものでしかない。
竹下節子さんの感慨というべき最近のことば。ミッシェル・セール(科学哲学者)が、7人の若者と話し合ったことをもとに、竹下さんならではの分析・思考をかさね、それを総括したブログ記事の結論である。
小生はフェミニストを自認している。近頃ではしかし、殊更に女性を持ち上げるようなことを言うと、女性の方から「それって下心? 別の意図?」 . . . 本文を読む
11月15日 高松高裁は、松山地裁決定を支持し、愛媛県住民の申し立てをしりぞけた。ご存じの方も多いだろう。稼働した伊方原発3号機の運転、その差し止めを住民側は訴えた。その理由のひとつは、立地環境がたいへん懸念されていること。阿蘇カルデラの「破局的噴火」が起きる可能性が指摘されている。少なくとも絶対に起こらないという保証はない。
しかし、高裁はその根拠不十分で「立地が不適とは考えら . . . 本文を読む
今日の新聞の国際面に、ロシア・ロマノフ王朝の最後の皇帝、ニコライ2世の遺骨が本人のものだった、という記事が載っていた。
ロシア捜査委員会による最新のDNA鑑定によって確定されたのだが、その試料のもとになったのが「大津事件」の際、ニコライ2世が着ていたシャツに残された血痕であったことに驚く。
▲ニコライ2世とその家族が処刑された1918年から今年で100年。2000年、彼らは . . . 本文を読む
▲約4分ほどの縮尺版。 馬小屋の前からの公式会見、歩さんらしい。女優・木内みどりさん いい役どころです。
このブログに再三ご登場ねがっている女装の東京大学教授安冨歩さんが東松山市の市長選に立候補した。一年ほど前から市民になったという。
というより、馬と人間との共生によって、より人間的な暮らしと自然あふれる環境をつくるという運動を続けていた。筆者は一傍観者であるので、この表現が的 . . . 本文を読む
もはや3,4日前のことだ。どうしても書き留めておきたいことがある。通称「袴田事件」の再審請求が却下された、このことについて触れたい。
有罪が確定した人でも、一縷の望みは残されている。それこそ「法」が発揮すべき本来の力、可能性だ。「再審請求」の意義はここにある。
とはいえ、日本では「刑法」のもとに裁かれた人は、否応なしに99.5%以上の確率で有罪となるのが現状。残りの . . . 本文を読む
予想したことが的中したら嬉しいはずなのだが、なんとも慙愧にたえない結果になった。悲憤慷慨してもはじまらない。
大阪地検特捜部はやはり、過去の実績にもとづき(?)立件できなかった。「義憤」はもはや死語。あの村木厚子さん事件のとき、特捜部長を筆頭に主任検事までが証拠を改ざんした。そして、関与者全員が逮捕されたという過去の歴史を、未来永劫にわたり刻印すべき事実を葬ったのか・・、大阪地検 . . . 本文を読む
竹下節子さんのブログでは2日にわたって、フランスのベビーブーマーと日本の団塊世代の違い、あるいは世代間の価値観や意識の差異などについて論じられていた。その発端は、或るネットサイトに「36歳が境界線『乾いている世代』と『乾けない世代』」という尾原和啓氏のインタビュー記事に触発されて書かれたものだった。
⇒「36歳を境に大きな断絶があることに・・」http: . . . 本文を読む
大阪地検特捜部による森友学園及び籠池邸への家宅捜索が行われた。夜になってから証拠物件をダンボールで黙々と積み込む取材映像が印象的だった。今後、森友問題がどういう立証デザインで裁判にかけられるのか興味が湧く。
補助金のちょろまかし、不正受給のような詐欺的な罪で告訴されるのだろう。国策捜査ともいわれるが、やはり例の法務大臣は蚊帳の外か・・。失地回復を狙って、大阪地検は、面目躍如となる . . . 本文を読む
朝日新聞で「パノプティコンの住人」という連載が始まったそうである。共謀罪や特定秘密保護法に象徴される、安倍政権による権力の集中化とその縛りの強化を批判する企画記事だという。それをまったくの的はずれで事実誤認の記事だと、東大話法の凄い使い手である池田信夫が酷評している(全文を読んでいないが推して知るべし⇒朝日新聞の笑える「パノプティコン」)。
彼は朝日新聞 . . . 本文を読む