小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

シモーヌのパパに逢う

2014年10月23日 | 日記
 20日の月曜日。近くの行けつけのブックカフェ。ブーサンゴ(Bousingot)で初ライブをやるというので見に行った。 シモーン・ホワイトというアメリカ人の女性シンガーのソロ・コンサート。 ギターの弾き語りと、澄んだ声の繊細な歌い方が印象的な、いい意味で日本人好みだろう。 「焼き芋~焼き芋~、おいしい~やきいも~」の誰もが知っているフレーズの曲「YAKIIMO」は、日本でも知る人ぞ知るとのこと。 . . . 本文を読む

種村季弘の眼差しに酔う

2014年10月13日 | 日記
 好天気とはいえないまでも、穏やかな日曜日。 板橋区立美術館で行われている「種村季弘の眼 迷宮の美術家たち」に行った。    逝去して10年たっても、日本におけるマニエリスムブームを主導した博覧強記の文学者かつドイツ文化圏の美術批評家としての位置は今も揺るぎない。 このブログで種村季弘を論うのは私には荷が重い。だから、この美術展の概要だけを書くことにする。  自治体の美術館ではもっとも古いとの . . . 本文を読む

何かを「つくる」ときに

2014年10月08日 | 社会・経済
 ノーベル物理学賞を3人の日本人が受賞した。誠に喜ばしいかぎりだ。 青色発光ダイオードという生活に身近な技術だから、私たちにもとても分りやすい物理学賞だ。 これまで素粒子とか宇宙の理論など、解説されても理解に及ばない。物理学賞のイメージは、お固く縁遠いものだった。 今回の受賞は、「ものをつくる」上で手先が器用な、地道な努力を尊ぶ日本人ならではの快挙であろう。  さて、今朝の新聞はそんなノーベル賞 . . . 本文を読む