こころをさきにしてそらをみよくものめずらしきかたちもとめよむべきうたのひびきにふれてそこにみずのうつりながれみてうつくしきやまのすがたつかめよはすえにしてまようけれどもみずからおもうことのみねんじきもちたかくしておもいはせよ
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日曜日、信濃町の真生会館にて、竹下節子さんの講座に出席した。会館が主催する日曜講座の「聖霊について」の企画で、竹下さんは一日だけの特別講義をおこなったのだ。
主題は『アートと信仰とインスピレーション』。霊感なるものつまりスピリチュアリティは、人間の芸術的な活動につよい影響力をおよぼすという言説がある。さらにそれは、宗教的な信仰の生活とのつよい親和性を指摘され、かつ裏づけられてきた様々な学知がある . . . 本文を読む
リハビリから帰る道すがら、目の前を何かが横切った。小ぶりの赤蜻蛉だった。
私を誘うかのように飛ぶのだ。しかし、上下に浮いたり沈んだりする飛行で、その羽ばたきはゆらゆらとなんとも弱々しい。ついに路上に舞い降りて、しばらくするとまた飛び立った。わたしはその様子を見守りながら動かない。赤蜻蛉は私の前から離れず、ゆらゆら飛んでいたが、やがて疲れたのか路上の白線の上にたたずんだ。
子どもの頃はオニヤンマ . . . 本文を読む
身辺の雑事に追われ、ブログ更新をさぼっていた。書くネタはあれど、文章として仕上げられない。主題設定が散漫なのか、論理の展開が甘いのか、途中でなにやら気力が失墜する。そんなときは休むにかぎる。
雨がやんで朝からお天道様が顔を出した。今日は雑用もなく、すこし体を動かして秋の風を感じてみたい、と殊勝な心もちになった。で、久々に自転車に乗ってみようと、ぺちゃんこになったタイヤに空気を詰めるうちに、なぜか . . . 本文を読む
二、三週間ほど前のことになるか、竹下節子さんのブログに、『トリスタンとイゾルデ』をオペラ座で観たことが書かれていた。その記事のなかに、大学の必修外国語をドイツ語からフランス語に変えるエピソードがあった。それは卒論のときの苦労話で、そのテーマに象徴主義のヴィリエ・ド・リラダンを選び、第3外国語のフランス語を集中的に学ぶことになったとある。
第1を英語、第2にドイツ語を選択していた竹下さん、これは実 . . . 本文を読む
やばい。まずい。
いい歳こいてガールズバンドに嵌っちまった。
秋の爽やか風のせいかな、いつのまにか吹いてきて
耳から後頭部に、すらーっと変拍子の冷気が抜けた
をとめのやさしい唇か、ざけんなの溜息どっちだろ
リードギターはクリムゾンのR.フリップみたいだし
ボーカルはTVのT.ヴァーレインのモーニング娘で
少女ベースの柔い腰ふりがズシンときて歌声軽やか
これは癖に . . . 本文を読む
(※1)この記事の公開は期日限定とする。公開するに至らないとして躊躇し、留保した記事は現在10ぐらいあるだろうか。この「素の自分とはなにか」という記事もそうだが、前夜のアクセス解析で7人ほどの方が読んだことになっていた! 記事がサイバー上に存在しないはずなのに、何故なんだろう? この記事だけは一度アップしたが、思いなおして一時間以内に削除したものだ。それがなんで昨夜にアクセスの記録があるのだろうか . . . 本文を読む
東京都美術館の『没後50年 藤田嗣治展』に行ってから、もうだいぶ経った。今日、明日で終わるころだ。いろいろ書いたのだが、まともな文章にならない。で、切り口をかえて、シンプルに書くことにする。
フジタという画家を、小生は好きでも嫌いでもなかった。今回の初期から晩年までの、フジタの画業を代表する絵画ではないが、とても好きになった画が何点かある。
▲1936年 四谷左門町の日本家 . . . 本文を読む
熊本市の市議会において、緒方夕佳市議がふたたび「議会の品位を落とした」として重い処分を受けた。前回は議場に赤ちゃんを連れてきたことで厳重注意をされたが、今回は出席停止だというから、どんなことをやらかしたのか・・。
せき予防の「のどあめ」をなめながら質問したからだという。質問の内容については省くが、最後のほうで議長が緒方氏に「何かくわえておられますか」と尋ね、「のどあめをくわえています」と答えたと . . . 本文を読む
今年は台風の当たり年なんであろうか。10月1日未明、これまでにない強風が吹き荒れた。家の中でも相当な風圧を感じたし、近所では何かが倒されたり、吹き飛ばされるような物音がした。一軒向うの家の、大きな金木犀が強い香りを放っていたが、一夜にして掻き消えてしまい残念だ。
川の氾濫、土砂崩れなどによる犠牲者がいなかったのは幸いである(?)。思ったよりも被害は少なかったのではないか。
ただ . . . 本文を読む
心臓のあたりに時々鈍い痛みを感じる。何かをした後にかぎらず、寝ているときにも痛みがくる。たまにそれが来るので、気にしないようにしていた。長生きはしたくないのだが、家系的に高血圧、糖尿病、脳機能障害のおそれがある。寝たきりになって介護をうける身になったら、尊厳やら自立だなんて言っていられなくなる。
いわずと知れたCT検査を受けた。この年齢になれば、10ミリ・シーベルトを5,6分ほど上半身に照射して . . . 本文を読む