スペイン・ポルトガルの旅ー⑤
スペインとポルトガルに旅行したとき、路地をよく撮ったことはブログにも書いた。当然、住まいの門がまえ、あるいは店先の佇まいや看板などに目がゆく。ドアノブ、ドアノッカーの写真は前にも紹介したが、沢山あって載せきれない。
路地を歩いてその他にも美しいと感じるものに街灯がある。ヨーロッパでは同じような形態の街灯が多いことが知られている。昔ながらの電球を使っ . . . 本文を読む
スペイン・ポルトガルの旅ー④
旅の中盤で食あたりのような症状になり、まる一日なにも食べられなくなった。その際、同行の方々にご心配をおかけし、そのうえ何人かの方に薬や日本茶などをいただいた。嬉しかったのは梅干しとレトルトの御粥。食欲がまったくないのに、梅干しを口にした途端、胃がいっぺんに目を覚ました。しばらくして、御粥を食したいという気になった。その後、完全復帰とはいえないが、一日 . . . 本文を読む
スペイン・ポルトガルの旅ー③
そこに花ばながおかれている。ただそれだけなのに、花ばなのおかれた路地をとおりぬけると、ふっと日々のこころばえを新しくされたようにかんじる・・・・
花ばなをそこにおき、路地をぬけてゆく人びとへの挨拶を、暮らしのなかにおく。
長田弘 (深呼吸の必要 「路地」)
スペインの路地には 洒落ではなくロジックがある
まっすぐな道筋 . . . 本文を読む
スペイン・ポルトガルの旅ー②
親愛なる手でもう一度ドアをおさえる、そして決然とそれを押し戻し、身を部屋の中に閉じ込める。
--強靭な、しかし、よく油のきいたばねの、快い、確実な音。
(フランシス・ポンジュ 「ドアの楽しみ」 )
自分が棲む町には露地がたくさんある。スペイン、ポ . . . 本文を読む
スペイン・ポルトガルの旅ー①
旅にはいろいろな形がある。人によっても違うだろうし、定義すること自体が馬鹿らしい。私にとっての旅も、これだというものはない。自分なりに望ましいと思うのは、ある期間滞在して、その土地の人、食べ物、文化や歴史といったものにふれることだ。
我が伴侶はそのことを首肯するものの、費用対効果、安全性、さらに我々の性格、体力、年齢などをゆるぎなく . . . 本文を読む
ハノイの市内観光。ホテルのロビーでガイドさんを待つ。何処に行くか知らされていない。「ホーチミン廟に行きます」とガイドさんが決然として告げる。彼女は27,8才と思われる。背が高くスタイルも良いが、どことなく男っぽい。男にしたら武士のように逞しく、何事もきっぱりとこなしていくであろう。私の女性をみる基準はちょっと変わっていて、男にしたらどういうタイプになるかを一つの判断基準にしている。顔が美形か、そう . . . 本文を読む
夕方、直行便でハノイ着。緑の多い街並が素晴らしい。日本とはまったく違う時間が流れている落ち着いた佇まい。政治経済の中心としての首都という印象はない。古い歴史をもつどこかの地方都市のようだ。ただバイクがやたら走っているという程度の活気はある。ヘルメットを被っている人は皆無なのはどうしてか。石油が値上がりしているが、人々の生活に支障はないのだろうか。バイクに乗る女性たちが一様にスカーフで顔を覆っている . . . 本文を読む