▲退院した当日の東大構内。開花宣言したが、あいにくの空模様だった。
一昨日、2週間の治療を経て、無事に退院した。入院治療といっても、朝晩3錠の薬を飲んで、ベッドに寝てるだけのこと。薬を飲んで何か異常が出るかをチェックするのが目的である。入院費用もそれなりに要するんですけど・・。
ま、しかし、それだけ副作用が出やすい劇薬なのであろう。薬を飲むときだけは、自分で直接さわらないように取り出して服 . . . 本文を読む
入院する前々日だったか、早稲田、戸山あたりを散策した時のことを、近況報告として追記しておく。
スマホで書くので文章少なめ、写真多めにしたい。
まずは、夏目漱石の記念館「漱石山房」に行ったこと。近くにある草間彌生記念館は妻も所望していたが、5月頃まで休館だった。漱石の方は、場所を移転してのリニューアル。モダーンな建築の評判も上々で楽しみであった。
展示のメインは、晩年の漱石を彷彿と . . . 本文を読む
再入院して1週間。クスリを替えて服用する化学療法は、危惧された副作用もなく、経過は順調といえよう。
癌そのものへの薬効はいつ頃から顕れるだろうか…。とりもなおさず、体調はいたって変わりない。どういうわけか、口周りの髭がチョボチョボ伸びはじめている。去年の入院中から全く伸びなくなり、淋しい思いをしていた。
眉毛、睫毛さえも抜け落ちて、いや、さるところのOKKさえも消失して、毛無し爺 . . . 本文を読む
(3月11日に記述)
夜明け前、背中にドスンと突き上げる衝撃をうけ、目が醒めた。スマホで確認すると、道南日高で震度4の地震があったらしい。腑に落ちないので、暫くしたら続報があり、千葉を震源とする震度3の揺れが関東で観測された。
震度3であれほどのショックを感じるのだから、大震災直下の揺れはどうなるものか。高層マンションにお住まいの、特に高齢者は、高層階向けの地震シミュレーションを体験したほうが . . . 本文を読む
少しずつモノが書けるようになってきた。
日常の立ち居振る舞いがもどかしく、前頭葉が働かない、脳幹だけで生きているなぞと書いていたが、端的に書けば一種の「思考停止」に陥っていたのだ。自分の頭で物事を考えられなくなると、他人様の思考や言説に乗っかることで事足りた気持ちになる。他者発のロジックをなぞって、それを己の知的行為だと錯覚するのに等しい。これは人間としては、もっとも頽廃した姿をさらすことでもあ . . . 本文を読む
理由はわからないが、がん細胞が増殖しているという残念な結果を知らされ、新たな抗がん剤による治療をうけることは書いた。飲んでがんを退治するというティーエスワンという内服薬で、後で調べると膵がん・胆道がんの治療に用いられる代表的な抗がん剤とのこと。劇薬にも指定されているらしい(消化器系の薬だけに下痢などの副作用が心配だ)。
担当医師を信頼しているから、それほどショックはうけていない。治療の新たなフェ . . . 本文を読む