小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

「父とチャコとボコ」を見る

2008年01月25日 | エッセイ・コラム
NHKのテレビ、ETV特集「父とチャコとボコ~戦中未発表詩」をみる。  金子光晴の私家版詩集が古書店で売りに出された。それは光晴自身が戦時中に作成した、たった一冊の詩集だった。その詩集には金子本人の詩だけではなく、妻と子供の詩も収められていた。 彼らはいわば戦争忌避者たちであり、とくに長男は招集令状が来たにもかかわらず病気であると偽って両親とともに戦争を逃れた。彼らは富士の裾野の . . . 本文を読む