小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

爬虫類のように冷たい男

2022年03月28日 | エッセイ・コラム
昨日の東京新聞、一面のコラム『筆洗』は、アメリカの元国務長官マデレーン・オルブライト氏を追悼していた。享年84歳。 亡くなるまでロシアのウクライナ侵攻を非難していたそうである。記事の書き出しは、彼女がプーチンと初めて会ったときの印象を紹介している。「小柄で、青白く、は虫類のように冷たい」「(プーチンは)自国に起きたことに屈辱を感じ、その偉大さを再建することを決意している」    マデレーン・ . . . 本文を読む

ワクチン推奨の専門医が、未接種かつ重症化した事実。その真相

2022年03月16日 | エッセイ・コラム
美術史家&作家の中野京子さんのブログを拝読していたら、子供たちがマスクすることの哀しさ、やり切れなさについて書かれていて、最後にこんな文章が付されていた。 「ところで、例の注射、テレビで盛大に勧めていた分科会の専門家が、自分は接種していなかったことがバレた。これは詐欺ではないの? なんて嫌な世の中になったのだろう。」 上記の文章に続いて、ネットのアドレスがあり辿ってみたら、救急救命(ER)の元 . . . 本文を読む

嬉しい「想定外」、ロシアの「失敗の本質」

2022年03月14日 | エッセイ・コラム
まず初めに、前回の記事に誤りがあったことをお詫びして訂正しなければならない。 「ロシア人は実に忍耐強い。ロシア人は、何百回となく同一のことを繰り返して倦むことをしらない。彼らは、何事をなしとげるためにも時間というものがかかること、しかもたとえ時間をかけても成果があがらないことすら十分心得ている」という木村汎のロシア人観を紹介した。 よく考えると、ウクライナ人にも同じことが言えるのではないか。民 . . . 本文を読む

3.11追悼およびキエフ陥落前夜

2022年03月11日 | 日記
大津波が東北を襲った時、「千年に一度」「想定外」と盛んに報道されていたが、その都度私は違和感を覚えていた。 吉村司氏が、父吉村昭の記念文学館企画展のパンフレットに寄せた「『三陸海岸大津波』は警告する」の冒頭にあった文章である。 父の晩酌に度々付合わされていた氏は、東北の話をよく聞かされたそうだ。太宰治賞を受けた『星への旅』の舞台でもある岩手県田野畑村をふくめ、夏休みの東北旅行は吉村家の行事のひ . . . 本文を読む

中国とウクライナ、そして米の陰謀論

2022年03月04日 | エッセイ・コラム
今日から北京パラリンピックが始まる。国際パラリンピック委員会(IPC)は、ロシアとベラルーシの選手団に対して、中立的な立場の個人としての出場さえも認めないという判断を下したらしい。ウクライナの選手はもちろん参加する。中国政府はこれら一連の動きを把握している。 習近平は先のオリンピック開催に際して、ロシアのウクライナ侵攻については、開催中は中止すべきと申し入れたという。プーチンは了承し、オリンピッ . . . 本文を読む