「妻が書いた文章をここに」とのタイトルをつけた。その理由と事情を書く。
現在、妻とは別居生活をしている。といっても、一つ屋根の下にいて、やや変則的か・・。しかし、ほぼ世帯分離が完全の住居だから、お互いに顔を合わさない生活が可能である。詳しいことは書かないが、離婚さえも考えた身なれど意気地なしの性分ゆえに、家を処分し東京を離れ、自然あふれる田舎で暮らす夢は潰えた。しかし、小生はいちおう自立する体裁 . . . 本文を読む
池澤夏樹と多和田葉子によるネット対談「ウィズコロナを生きる 読書から学ぶ知恵」を視聴した。
▲日経ビジネスにしては珍しい企画。冒頭に、どこかの組織の代表として作家阿刀田高の挨拶があったのも妙だ。
池澤は現在、札幌に居を構えているという。しばらく前にはフランスに居て、その前は沖縄に居をかまえていた。彼は7,8年ほど定住すると、まったく違う環境に移るのが習性のようだ。池澤は現在75歳、北海道生 . . . 本文を読む
日暮里駅の谷中口を出ると、目の前に御殿坂がある。縄文時代からの台地が、上野の山から王子の飛鳥山へと、しっかり南北へと延びている。その台地へ向かう坂が、御殿坂と名づけられた。徳川の殿様がこの台地に立って、鷹狩りをしたらしいのだが・・。飛鳥山の台地には、将軍吉宗が桜を植林したことで有名だから、どこかの殿様がこの辺りで鷹狩りをしてもおかしくない。
先日、御殿坂を上っていると、なにや . . . 本文を読む
デンマークの作家、ユッシ・エーズラ・オールスンによる警察小説〈特捜部Q〉を知ったのは、5,6年ほど前だった。映画化されたものをアマゾン・プライムのビデオで観たのが切っ掛け。珍しいデンマークのサスペンス映画、しかも監督をはじめとするスタッフ陣が、スウェーデンのサスペンス・ドラマ『ミレニアム』を撮ったクルーで構成されていたことが、観ようと思った大きな理由だった。(『ミレニアム』の原 . . . 本文を読む