秋雨がしとしと降る久保集落は風が冷たくて肌寒い
何時もなら野良仕事に精を出す人と立ち話を、縁側のお年寄りから
「祖谷の番茶でも飲まんかえ」と声が掛かるのだが、家の前には
誰も出ていない。
秋雨のしずかな集落を散策する、霧と鹿鳴きを友として。
秋雨や 湧く霧裂くは 鹿鳴きか
何時もなら野良仕事に精を出す人と立ち話を、縁側のお年寄りから
「祖谷の番茶でも飲まんかえ」と声が掛かるのだが、家の前には
誰も出ていない。
秋雨のしずかな集落を散策する、霧と鹿鳴きを友として。
秋雨や 湧く霧裂くは 鹿鳴きか