三人は、真っさらなテントを広げた前で、立ちすくんでいた。
縦7メートル横5メートル。
絵が決まらない。
『リアルな蛇のイラストにしよう~大人なんだから~』
軽~く爽やかに言う私のアイデアを打ち消すように、テラオの返事がぽつりと響く。
「そんなに真剣に考えることやないわ~」
『なっ?なんでっ?蛇って1番難しいんでよ、真剣に考えるだろう~?』
爽やかに反論する、私。
『テキトーに書くのが、面白いんじゃわ~』垂れ目が、笑う
が…返事をしない 私
前では、ブログの主様が、無駄にカメラをカシャカシャ撮っている。
「こいつ…?絶対に絵を書く気は、サラサラないつもり…か?」
と 主様の背中に、ココロで呟くワタシ。
蛇のイラストの本を見ながら、座ったり、立ったりを繰り返す、ワタシ。イメージが、掴めない。
テラオの兄さんが、たまにはマシなアイデアでも言うだろう?と、内心私は、当てにしていた。
……
……
垂れ目が、マンガのようなイラストを見て、
「これが、ええんじゃないかぁ~~」
と指を指す。
三匹の口を開けた蛇が、同じ方向を向いているだけの、マンガみたいなイラスト。
『こんなのは、ダメじゃよ~!』
軽~く一喝して、無視するワタシ。
…作業が 全く
…進まない。
国会が、何も前に進めないで、無駄に議論ばかりを繰り返す理由が、理解できた気がした。
早い話が、下絵が書けないから、何も塗れない。
ワタシは、下書きの始めくらい、テラオの兄さんが、書くだろうと、思い込んでいた…
がこいつ…動かない。
横では、主様が、ニコニコと笑っている。
『おまえも…ちょっとは…考えや…』
とココロで、呟くが、愛想笑いを、爽やかに返す。ワタシって、腹黒い。が肌は白い?
『蛇を祖谷村の旗に、巻き付けようか?』
ワタシのアイデアが、ヒラメイタ。
主様 テラオの兄さん、頷く。
マジックで、テキトーに頭の位置を書く。
テキトーに胴体を書く。胴体にリアルなウロコ模様を書きたかったが、2対1で、却下された。
テラオの兄さんは、文字が書きたくて、ウズウズしていた。
もんてきたかえを、書きたいんだ。
最初は
〈巳なで もんてきたかえ〉と書いた。
が 巳の文字を、テラオの兄さんが、小さく書いてしまった。本人は普通に書いたつもりだろうけど?帰省客には、パッと見て、多分わかりにくいだろうとワタシは、判断した。
巳の文字を、冷ややかに、ラッカーで消して、
ひらがなの み に直してもらった。
この時点で、三人は、かなり酔っていた。
酒にでは、ない。
ラッカーで、頭がフワフワになっていた。
窓を開けると、テントの下に敷いている、新聞紙が、飛ぶ。テントの端っこに
床がペンキで汚れないように、いつも必ず敷き詰める。だから、窓は少~しだけ、開けている。
だから、かなりラッカーを吸うことになる。
…で身体を壊しながら、完成した蛇は
なぜか?ワタシには、
『宇宙人』
に見える。
バルタン星人にも?見える。
ピッコロ大魔王にも?見える。
ごっゴメンナサーイっ!
蛇は、難し過ぎました~!
すんませ~~んっ!
テントを横に取り付けられないので、
いつもいつも、縦のイラストになって、位置が決まりにく~いっ!
※これを言い訳と言う。
誰が悪い…?
誰の責任…?
※これを、なすりつけあいと言う。
蛇の口をつけたのは、ワタシじゃないよ~!
祖谷の師走の風景に、すっかり定着した『もんてきたかえ』
見知らぬ誰かの、ココロが ホカホカになれたら
それだけで、私は十分です。
テラオの兄さんも、文字が書けたので、満足しています。
文字は、人格を表します。
それ以上 何も申し上げられませ~ん♪
一礼 かしこ
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路面凍結やアイスバーンに注意して帰郷してください
写真は久保蔭の林道
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縦7メートル横5メートル。
絵が決まらない。
『リアルな蛇のイラストにしよう~大人なんだから~』
軽~く爽やかに言う私のアイデアを打ち消すように、テラオの返事がぽつりと響く。
「そんなに真剣に考えることやないわ~」
『なっ?なんでっ?蛇って1番難しいんでよ、真剣に考えるだろう~?』
爽やかに反論する、私。
『テキトーに書くのが、面白いんじゃわ~』垂れ目が、笑う
が…返事をしない 私
前では、ブログの主様が、無駄にカメラをカシャカシャ撮っている。
「こいつ…?絶対に絵を書く気は、サラサラないつもり…か?」
と 主様の背中に、ココロで呟くワタシ。
蛇のイラストの本を見ながら、座ったり、立ったりを繰り返す、ワタシ。イメージが、掴めない。
テラオの兄さんが、たまにはマシなアイデアでも言うだろう?と、内心私は、当てにしていた。
……
……
垂れ目が、マンガのようなイラストを見て、
「これが、ええんじゃないかぁ~~」
と指を指す。
三匹の口を開けた蛇が、同じ方向を向いているだけの、マンガみたいなイラスト。
『こんなのは、ダメじゃよ~!』
軽~く一喝して、無視するワタシ。
…作業が 全く
…進まない。
国会が、何も前に進めないで、無駄に議論ばかりを繰り返す理由が、理解できた気がした。
早い話が、下絵が書けないから、何も塗れない。
ワタシは、下書きの始めくらい、テラオの兄さんが、書くだろうと、思い込んでいた…
がこいつ…動かない。
横では、主様が、ニコニコと笑っている。
『おまえも…ちょっとは…考えや…』
とココロで、呟くが、愛想笑いを、爽やかに返す。ワタシって、腹黒い。が肌は白い?
『蛇を祖谷村の旗に、巻き付けようか?』
ワタシのアイデアが、ヒラメイタ。
主様 テラオの兄さん、頷く。
マジックで、テキトーに頭の位置を書く。
テキトーに胴体を書く。胴体にリアルなウロコ模様を書きたかったが、2対1で、却下された。
テラオの兄さんは、文字が書きたくて、ウズウズしていた。
もんてきたかえを、書きたいんだ。
最初は
〈巳なで もんてきたかえ〉と書いた。
が 巳の文字を、テラオの兄さんが、小さく書いてしまった。本人は普通に書いたつもりだろうけど?帰省客には、パッと見て、多分わかりにくいだろうとワタシは、判断した。
巳の文字を、冷ややかに、ラッカーで消して、
ひらがなの み に直してもらった。
この時点で、三人は、かなり酔っていた。
酒にでは、ない。
ラッカーで、頭がフワフワになっていた。
窓を開けると、テントの下に敷いている、新聞紙が、飛ぶ。テントの端っこに
床がペンキで汚れないように、いつも必ず敷き詰める。だから、窓は少~しだけ、開けている。
だから、かなりラッカーを吸うことになる。
…で身体を壊しながら、完成した蛇は
なぜか?ワタシには、
『宇宙人』
に見える。
バルタン星人にも?見える。
ピッコロ大魔王にも?見える。
ごっゴメンナサーイっ!
蛇は、難し過ぎました~!
すんませ~~んっ!
テントを横に取り付けられないので、
いつもいつも、縦のイラストになって、位置が決まりにく~いっ!
※これを言い訳と言う。
誰が悪い…?
誰の責任…?
※これを、なすりつけあいと言う。
蛇の口をつけたのは、ワタシじゃないよ~!
祖谷の師走の風景に、すっかり定着した『もんてきたかえ』
見知らぬ誰かの、ココロが ホカホカになれたら
それだけで、私は十分です。
テラオの兄さんも、文字が書けたので、満足しています。
文字は、人格を表します。
それ以上 何も申し上げられませ~ん♪
一礼 かしこ
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路面凍結やアイスバーンに注意して帰郷してください
写真は久保蔭の林道
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