暮らしの山里 仲春の里は寒暖の狭間に包まれて 2014年03月04日 | Weblog ぎしぎしと春が来たようだ、何時ものことだ、が、何か違う ひとが汚した風と来たようだ、むかしは素直にそっと近づいたのだろう 汚れた風を畏れて春を迎えよう、恐る恐ると迎えよう 仲春の8句 草萌に石の裂目や漠なりし 三月に風の匂ひを畏れけり 祖谷川を索漠なりや雛流し 春めくや机上の写経敬ひし 風聞に啓蟄の日や侮るる 文学の小径や迷路春の山 み仏の教へ敬ひ水温む 祖谷山や平家落人雪の果