前略。
新緑と牡丹桜のコントラスト。
風は緑色。桜色。とにかく自然は水彩画。大パノラマの世界でございます。
多忙な1日が終わり、かなり疲弊しながら帰宅し、取り敢えずつけるケーブルテレビ
(毎月、2200円が取られる)毎日のお悔やみ欄を確実に知る為には欠かせないチャンネルだ。
で、そのテレビ画面に、聖火リレーの三好市のダイジェストが流れていた。
池田阿波踊りから、始まったんだねー。毎年拝見させて頂いている、さつき連のまさこサン。粋な男踊り。
味があるなあ。こんな味は、熟練した職人技とおんなじだ。毎年拝見しては、ホッとする夏のお顔。
(スーパーで会った時は、特に何も感じないで、普通に挨拶する)
などと、感心していたら、ランナーの中に見たことのあるお顔。
そうだったんだ。一年過ぎてすっかり忘れてしまっていたけれど、聖火ランナーに選ばれていたんだ!
そう、92歳の最高齢ランナー、東祖谷在住の、なかい○先生。
中学の時の家庭科の先生!
散歩されているお姿は、時々お見かけしていたけど、聖火ランナースタイルを見たのは初めてで、
(度々ある筈がないが)なんか、ドッキリ!ビックリ!
沿道の方々に余裕で手を振りながら、笑顔でゆっくりと走られている。
なんか、感動した。涙腺が緩んだ。
散歩されている姿を見て、特に感動はしなかったが、なんだ?この大袈裟な感動感!
オリンピックマジックか!
感動しながら、思い出していた。
中学の頃の家庭科のお時間。
家庭科室があったんだ。確か2階の隅だったか。広い教室だった。
広い教室だったから、真面目に授業を聞いていなくても、判らなかった。
先生はいつも、低めのお声だった。
低めのお声で、丁寧に話された。
で、食後の私の体内ダラダラウイルスが、みるみるうちに活性化され、多分退屈しない為に、
マンガを書いていた。詩も書いていた。手元を隠して出来ることは、何でもやっていた。
何故か、時々睨まれたみたいに、感じた時もあった。あれは、バレていたのか?
先生に付けたあだ名、もう絶対に言いませんっ!ごめんなさーい。
その先生が、こんなに長生きされて、オリンピックの聖火ランナーって。
あの時、誰が予想出来ただろう。
だから、未来は面白い。とにかく、みんな生きていて。
ヴヴヴ星人が逝って、5年が過ぎた。
この時代に、ヴヴヴがいたら、多分テレビの毎日のニュースを見ながら、呟くんだ。
『しもでは、いそげえな病気流行るのうやー、しものしは、よわるの』
そう、言いながら、煎餅をボリボリ、膝を掻き掻き、お茶を飲む。
で、ワクチンのハガキが届いたら、こう言うんだ。
『みなが するようにするわ。打ったらええんだろ。また、言うてくれえよ』
面会出来ないままに、家族を看取る人。
普通が出来ない、もどかしさ、悔しさ。
本当に意地悪な、現実になった。
ふと、思った。
敵はウイルスだ。闘わないほうが、秘策かも。
闘うから、更なる闘いのウイルスが生まれる?
闘わないで勝つ方法は、あるのか?
逃げる、籠る。無視する。
無駄に出掛けたりしないのに、相変わらず中途半端な貧困は続いている。
感染爆発地帯で頑張っている友人に、心よりエールを送り、拙い新緑を添えて、
本日のご挨拶とさせて頂きます。
うつるなよー 〆
新緑と牡丹桜のコントラスト。
風は緑色。桜色。とにかく自然は水彩画。大パノラマの世界でございます。
多忙な1日が終わり、かなり疲弊しながら帰宅し、取り敢えずつけるケーブルテレビ
(毎月、2200円が取られる)毎日のお悔やみ欄を確実に知る為には欠かせないチャンネルだ。
で、そのテレビ画面に、聖火リレーの三好市のダイジェストが流れていた。
池田阿波踊りから、始まったんだねー。毎年拝見させて頂いている、さつき連のまさこサン。粋な男踊り。
味があるなあ。こんな味は、熟練した職人技とおんなじだ。毎年拝見しては、ホッとする夏のお顔。
(スーパーで会った時は、特に何も感じないで、普通に挨拶する)
などと、感心していたら、ランナーの中に見たことのあるお顔。
そうだったんだ。一年過ぎてすっかり忘れてしまっていたけれど、聖火ランナーに選ばれていたんだ!
そう、92歳の最高齢ランナー、東祖谷在住の、なかい○先生。
中学の時の家庭科の先生!
散歩されているお姿は、時々お見かけしていたけど、聖火ランナースタイルを見たのは初めてで、
(度々ある筈がないが)なんか、ドッキリ!ビックリ!
沿道の方々に余裕で手を振りながら、笑顔でゆっくりと走られている。
なんか、感動した。涙腺が緩んだ。
散歩されている姿を見て、特に感動はしなかったが、なんだ?この大袈裟な感動感!
オリンピックマジックか!
感動しながら、思い出していた。
中学の頃の家庭科のお時間。
家庭科室があったんだ。確か2階の隅だったか。広い教室だった。
広い教室だったから、真面目に授業を聞いていなくても、判らなかった。
先生はいつも、低めのお声だった。
低めのお声で、丁寧に話された。
で、食後の私の体内ダラダラウイルスが、みるみるうちに活性化され、多分退屈しない為に、
マンガを書いていた。詩も書いていた。手元を隠して出来ることは、何でもやっていた。
何故か、時々睨まれたみたいに、感じた時もあった。あれは、バレていたのか?
先生に付けたあだ名、もう絶対に言いませんっ!ごめんなさーい。
その先生が、こんなに長生きされて、オリンピックの聖火ランナーって。
あの時、誰が予想出来ただろう。
だから、未来は面白い。とにかく、みんな生きていて。
ヴヴヴ星人が逝って、5年が過ぎた。
この時代に、ヴヴヴがいたら、多分テレビの毎日のニュースを見ながら、呟くんだ。
『しもでは、いそげえな病気流行るのうやー、しものしは、よわるの』
そう、言いながら、煎餅をボリボリ、膝を掻き掻き、お茶を飲む。
で、ワクチンのハガキが届いたら、こう言うんだ。
『みなが するようにするわ。打ったらええんだろ。また、言うてくれえよ』
面会出来ないままに、家族を看取る人。
普通が出来ない、もどかしさ、悔しさ。
本当に意地悪な、現実になった。
ふと、思った。
敵はウイルスだ。闘わないほうが、秘策かも。
闘うから、更なる闘いのウイルスが生まれる?
闘わないで勝つ方法は、あるのか?
逃げる、籠る。無視する。
無駄に出掛けたりしないのに、相変わらず中途半端な貧困は続いている。
感染爆発地帯で頑張っている友人に、心よりエールを送り、拙い新緑を添えて、
本日のご挨拶とさせて頂きます。
うつるなよー 〆