秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(イザッ・オリンピック2020)

2021年07月31日 | Weblog
テレビの中は、オリンピックカラーで溢れている。鮮やかな色彩が、一気に視界に迫る。
新聞の見出しも、金!銀!銅!
スポーツのコメンテーターも、引っ張りだこだ。
「よく やってくれました!やってくれると信じてました!」
って、コメンテーターが意気揚々と語る。

予選通過するだけで、凄いことなのに、メダリストって、本当に本当に、同じ腸のカタチなのか?
臓器の位置も、おんなじなの?
何やって、そんなに、身体を鍛えられるの?
どうして、強い精神力なの?
もう、凄すぎて、言葉がでない。
オリンピックなんだねー

我が家の屋根も、オリンピックカラーなんだよ。
2回に渡り、雨漏りを修理。
『大工さんの倉庫で眠っている余りものを、フルに使用して下さい』とお願いし、
経費削減を目指した結果、32年前のベースの黒に、オレンジレッドのトタン?と、
更に、追加の雨漏りで、白のトタン板を使用し、もう、究極の三色!日本の国旗!誰も真似出来ない!
つぎはぎだらけの、屋根の姿。

幸い、このパッチワーク補修は、道路からは見えない。
が、○石土建の社長さんの家からは、見える!が、私は気にしてないから、特に問題は無い。
で、今年の夏も毎日誰かしらに、ナスビとピーマンを大量に頂き、もう、正直、ナスビに飽きた。
キュウリの漬物も飽きた。
なんて、贅沢な呟きでしょう。

そして本日、この夏、最高の頂きものがありました。
ハチミツ!純粋の蜂蜜!美しき黄金色。王者の輝き!
もう、遠慮なんか、絶対の絶対にしなくて、喜んで頂いた。
無添加100%。祖谷の空気を栄養に、咲く花々を、あっちこっち飛び回ったミツバチが、
必死で集めた蜜!もう、絶対に安心!
『タダでいいんですかー!』
『これ、道の駅で売ってるの、適当にラッピングされて、めちゃくちゃ高額ですが!』
と、ココロの中で叫びながら、ひたすら繰り返す、ありがとうございます!

夏野菜が、発泡スチロールの中で、溺れております。
ミニトマトだけで満足している私は、毎日頂きものの野菜で、偽自給自足生活が出来ている。有難い。
が、やっぱりナスビの油炒めは、飽きた。多分、今の村人のご飯どきの合言葉は、
『また、ナスビか、ナスビはたいがいでええぞー』みたいな。

そのうちに、イゴ?ユーゴ?が大量に届き始める。東祖谷ではユーゴと呼ばれてますが、
正式には冬瓜(とうがん)だと思います。東祖谷の人でイゴって言う人もいるかも知れません。
※念のために補足説明。ヤヤコシー。

夏の野草も、自生して群生して、様々な種類を楽しむことが出来ます。
友人とおしゃべりしながらの散歩の時間は、私の唯一のストレス発散でございます。
コロナ不穏症候群を、吹き飛ばす時間でございます。
キツネノカミソリが、虹の滝に群生しています。また、気が向いたら、見に行って下さいね。
このブログを池田町で読んでいるとしたら、気が向いたー、キツネノカミソリ見に行こう!
と思ったら、1時間20分はかかります。気をつけてお越しください。

不安ばかりが、さざ波みたいに、押し寄せる毎日。
生きていると、様々な葛藤と向き合い、自暴自棄になったり、打ちのめされたり。
若い頃は許容範囲が幼すぎて、受け止めるチカラもない。
歳を重ねると、ココロに染み付いた垢とか、錆が跳ね返すチカラになっていく。
鈍感力はある意味、無敵に近いものになる。
鈍感力を養うまでには、かなりの喪失感や、悲壮感を積まなければならない。
それらが、ココロの免疫力に変わっていく。免疫力とは、時にクールで無口な体質を持つ。

ひぐらしの鳴く季節。
川の流れる音と、風のカタチはジグゾーパズル。
自分だけの人生のパズルを、ささやかに完成させる為に、絶対に自分に正直に生きて行こう。
素敵な人生とは、そんな少しの抵抗の中に、見つかるものではないだろうか。
みんな、頑張ろう。
共に夏空を見上げて、前に前に頑張ろう。
         草草






















































コメント
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