菜菜子の気ままにエッセイ（どうにもとまらない♪）

老犬を無理矢理？に
引っ張りながらの道すがら……
ふと考えてみた。

考えるのは、ワタシの趣味で、過去の出来事を記憶してしまうのも
ワタシの特技で……余り、覚えていては、体に悪いから、忘れるように！
とお友達は言ってくれたけど…
やめられない！
思い出す癖は、どうにもやめられないっ～
今、一瞬
《どうにも～とまらない♪》と言う懐メロが浮かんだ…


ジャズフェスタに、二十年間！
皆勤賞のように、参加しているスタッフがいる。
二十年間も、欠かさずに、参加！
スゴイよね～！
ワタシは、最初の頃は、参加出来ていない…
なんでだろう？
って、思いだしていたら、答は簡単だった。
主人が最初の、大手術をした年と、ジャズの一回目が、同じなんだ…
だから、最初の数年間は、参加していないんだ…

スタッフの、メンバーも、毎年違っていた。
最初は、地元の青年団が主体だった。
１番の重労働は、ピアノの移動！
チーコちゃんの実家にあった、ピアノを、運びだし、レッカー車で吊って
それを４キロ先の武家屋敷に、運ぶ。傷つかないように、細心の注意を、はらいながら…
石段が、もっと大変で、男子数名〈今ではオッサン化〉が、毛布に包まれた
ピアノを必死のお顔で、運んでいた。

一年…
二年…
十年…

管理人の妻、〇ちゃんは真剣に、少し動いた！
なんとっ！
なんとっ！
自腹でピアノを、購入し、武家屋敷に、置いたのだ！

それから、いつしか、青年団のメンバーも、いなくなり、毎年、スタッフの顔が、違った…

顔と共に、年齢も、バラバラ…
中学生
高校生
走り回るチビ数名
プチ中年
もう少しで、老人？
どうみても、高齢者！フリーター！
その他、モロモロ…

最近、老人と、
中年の違いが、わからなくなったワタシ！
老人と、中年の違いを、誰か教えて下さい。《ワシラは、歳じゃけんなあ～》
《ワタシ達は、もうすっかりおばあちゃんよ～～》
などと、言う人に限って、老人扱いをされると、ヒドク、憤慨する？
日本人は、ややこしい！
女心も、ややこしい！男子は、結構単純だけど、女子は、複雑だ…
なんて、言っている間に、今、一本の電話がなった！

『あ～、もしもし、菜菜子さん』
《あっ、ハイッ、〇〇さんですか～お久しぶり～ですぅ》
『あのな～、ジャズの料理の手伝いしてって、〇ちゃんに言われたんじゃけど
時間言わんかったし、どこへ、何時に行ったらええん？』
《あ～、今年のエジキになったんじゃなあ！お世話になりますぅ～土曜日の10時頃
コテージに来て下さい～》
『お昼ご飯は？弁当とかあるん？』
《そんなの、あるわけアリマセン～ワタシがおでんを炊いて行くので
一緒に食べましょう！》
『ほんなら、手ぶらで行って、ええんじゃなあ～』
《ハイッ、よろしくお願いしますぅ～》

今の電話の、お方は、中年のヤヤ老人？
とにかく、管理人の妻、〇ちゃんは、毎年、手伝いを探すのが、超上手い！
エジキになった方々、オチカレ様です。

エジキになった、方々も、来て下さるお客様も、絶対に上着は、忘れないで下さいね。
気温が、下がってます。
風邪ひくよ！
引いても、知らないよん～

頑張ろう～！
一人何役もしながら、がんばってきたんだもん！
雑用…
差し入れ…
料理…
運びだし…
コテージのお客様待ち代打…
舞台の飾り付け…の文句係…

スタッフの数名は、一人何役でした。
早い話しが、
大病院で、超高度医療！の最先端の医師が！大手術して、
『オペ終了！』
なーんて、カッコ良く、後ろを振り向いて、手術手袋をサッと捨て
白衣を脱ぎ捨て、ダッシュで外来窓口に走り、
『14番の方～２番会計窓口に来て下さい～～』
と、切り換えて、仕事してるみたいな？感じ♪
そんな感じの、数十年でした。

器用貧乏集団だから、出来た事。
〇ちゃんは、本当に、いい仲間に、いい村人に、恵まれてますよ～
五年位前かな？
ジャズフェスタを、西祖谷山村の、温泉の駐車場でやらない？
って、私が聞いた時、〇ちゃんは言った！
『わぁたしはなあ～、あの武家屋敷でぇ、やりたいの！！！武家屋敷でないと！
意味がないのぉ！！！』

〇ちゃんの趣味と、〇ちゃんの夢が叶えられたこの二十年！
素晴らしい、仲間と、逝ってしまった、仲間達に、明日は
《乾杯》
〇ちゃんに、
《完敗》
明日、同じ時間を、刻み込む為に
来てね！
武家屋敷で、お待ち致します候♪