一ヶ月ぶりに、長女が帰省した。
まあまあの、食材達と一緒に帰省した。
冷蔵庫の中が、女子らしくなった。
《寒い~サムイ~》を連発し、部屋に入るなり、こたつの電源をいれられた。
夕食の豚じゃが定食を二人で食べ、
食べるとすぐに、長女は《うし》になった…
こたつに入った《うし女》30分経過…
爆睡中…
《うし女》
1時間経過…
《うし女》
右手が、少しピクッと動いた…
《うし女》
2時間経過…
時刻は、まだ9時前!
《うし女》
口を開けている
歯並びが、悪い…
母親の 遺伝子だ…
ゴメンなさいね~
鼻も 太い…
祖父さんを恨めよ…
ワタシのせいではないよ…
ワタシも、あの世から、謝ってほしい位なんだ!
《うし女》
一瞬、目がさめた。起き上がろうと、上体を起こした。
母親の綺麗な瞳と、目が合った!
……がすぐに
撃沈
再び、爆睡。
《うし女》
ヨダレを垂らしている……
こいつ、ほんまに…
嫁さんにイケるのか?こいつ、たいがいに、嫁さんに 行けよ!
《うし女》
の将来を、案じるふりをする母は、
《うし女》
が、程よい眠りでいられるように、
こたつのスイッチを、消しては点け、点けては消し…
娘に細心の気を遣う、そうですの!
ワタシ、娘にも気を配る、
めちゃくちゃ、気を遣う、
《華麗なる祖谷母子会のニセオオボラ会長》でつ~♪
9時過ぎから、じわりじわりと這い出し、
テレビを、点けた。
ヨダレのあとが、線になっている。
デートでもして、
口元に、アイスクリームでも、付けていたら、彼氏も
《ちょっと~つ‐い‐て‐る‐よ~》
などと言って、指先でチョンと取ってくれるかも、知れないが?
ヨダレは
イタダケナイ!
口元に、アイスクリームを付けて、
彼氏に 指先でチョンとしてもらった、記憶など、
まーーーーなくないっ!!!母!
毛布の毛だまを
髪につけたまま、仕事をしてて、
《毛玉~ツイてるよ~》
と女子に、オシエテもらったり、
背中に、バッタが止まっていて、
《ちょっとお~バッタよ~~》
と黄色い悲鳴を、あげた女子に、オシエテもらったり、
ワタシは、昆虫に
好かれる♪
蜘蛛にも、
好かれる♪
また、話しがそれた!すんませんっ!
我が娘、
常に 金欠病♪
社会人になって、数年したある日
ワタシが、聞いた~
《お金、大丈夫なん?》
長女は、財布を触りながら、
「うんっ、あと二日で給料日じゃけん、千円あるけん、大丈夫~!」
《しぇいえん?》
母は 絶句した。
《あのな、もし、明日怪我しても、千円では治療代にもならんよ!千円は、ヤバいわ~》
長女は、オニギリ買うから、大丈夫だと言う…
はいっ、
ここからは、
美しい 母と
その娘の、涙なくては、読めないっ、シーンです。
タオル、もしくは、ハンカチを、ご持参して、脚本バージョンでお読み下さい。
村に帰る為、夜遅く、アパートの駐車場で、車に乗り込む、菜菜子
見送りに出た娘達…
車から、降りて、
財布を取り出す、菜菜子…!
じっと 立ち尽くす娘達…
財布から、一万円を取り出し、
長女の、手の中に握らせた…
《お金、もってないと不安だよ!給料日に返してくれたらいいから、持っておきなよ!》
夜風が、母と娘の
肩を通り抜けて行く。
数台の車のエンジン音…
「イランよ!母ちゃん!こんなお金や、イランよ!大丈夫なんじゃ!自分で、頑張れるから!」
あなた、
空の上の
愛するあなた。
私達の娘は、こんなに立派な、いい娘に成長しました。
あなた、見ていますか……
再び、母は、お金を握らせた。
長女が、また、返しながら、言った…
《借りたら、返さないかんだろ!それが、嫌なんよ!気が、重たくなるんよ!》
ん‐ん‐‐‐ぐぇ
う‐う‐‐‐う゛ぇ
母親は ふと
言って見た…?
とりあえず
言って見た…?
「この一万円、あ‐げ‐る‐わ~~」
《アリガトウ♪母ちゃん♪イタダキまーす♪》
なんちゅう~
なんちゅう~
ヘンテコな信念~
やっぱり、
《幸福は銭で買えるがじゃあ~》
おかずを家のドアに、掛けてくれる人は、いるが…
お金を掛けてくれる人はいない…
何でも、言えよ!
用事してやるぞ!
と言う奴は、いっぱいいるが、
《銭の事なら、任せておけ!》
と言う奴は、
一人も いない!!!
《うし女》
の母は、がんばりますっ!
毎日、一人事を言いながら、がんばりますっ!
だから、
みんなも、頑張って!
歳を重ねて、
何にも思い出のない、人生なんて、
絶対にツマラナイよ!辛い思い出も、
何にもないよりは、
絶対に、幸福なんだ!
心の傷は、
必ず、癒えるんだよ!温もりという名の、
特効薬があるんです!
一万円は、しませんから…
あ‐し‐か‐ら‐ず♪
まあまあの、食材達と一緒に帰省した。
冷蔵庫の中が、女子らしくなった。
《寒い~サムイ~》を連発し、部屋に入るなり、こたつの電源をいれられた。
夕食の豚じゃが定食を二人で食べ、
食べるとすぐに、長女は《うし》になった…
こたつに入った《うし女》30分経過…
爆睡中…
《うし女》
1時間経過…
《うし女》
右手が、少しピクッと動いた…
《うし女》
2時間経過…
時刻は、まだ9時前!
《うし女》
口を開けている
歯並びが、悪い…
母親の 遺伝子だ…
ゴメンなさいね~
鼻も 太い…
祖父さんを恨めよ…
ワタシのせいではないよ…
ワタシも、あの世から、謝ってほしい位なんだ!
《うし女》
一瞬、目がさめた。起き上がろうと、上体を起こした。
母親の綺麗な瞳と、目が合った!
……がすぐに
撃沈
再び、爆睡。
《うし女》
ヨダレを垂らしている……
こいつ、ほんまに…
嫁さんにイケるのか?こいつ、たいがいに、嫁さんに 行けよ!
《うし女》
の将来を、案じるふりをする母は、
《うし女》
が、程よい眠りでいられるように、
こたつのスイッチを、消しては点け、点けては消し…
娘に細心の気を遣う、そうですの!
ワタシ、娘にも気を配る、
めちゃくちゃ、気を遣う、
《華麗なる祖谷母子会のニセオオボラ会長》でつ~♪
9時過ぎから、じわりじわりと這い出し、
テレビを、点けた。
ヨダレのあとが、線になっている。
デートでもして、
口元に、アイスクリームでも、付けていたら、彼氏も
《ちょっと~つ‐い‐て‐る‐よ~》
などと言って、指先でチョンと取ってくれるかも、知れないが?
ヨダレは
イタダケナイ!
口元に、アイスクリームを付けて、
彼氏に 指先でチョンとしてもらった、記憶など、
まーーーーなくないっ!!!母!
毛布の毛だまを
髪につけたまま、仕事をしてて、
《毛玉~ツイてるよ~》
と女子に、オシエテもらったり、
背中に、バッタが止まっていて、
《ちょっとお~バッタよ~~》
と黄色い悲鳴を、あげた女子に、オシエテもらったり、
ワタシは、昆虫に
好かれる♪
蜘蛛にも、
好かれる♪
また、話しがそれた!すんませんっ!
我が娘、
常に 金欠病♪
社会人になって、数年したある日
ワタシが、聞いた~
《お金、大丈夫なん?》
長女は、財布を触りながら、
「うんっ、あと二日で給料日じゃけん、千円あるけん、大丈夫~!」
《しぇいえん?》
母は 絶句した。
《あのな、もし、明日怪我しても、千円では治療代にもならんよ!千円は、ヤバいわ~》
長女は、オニギリ買うから、大丈夫だと言う…
はいっ、
ここからは、
美しい 母と
その娘の、涙なくては、読めないっ、シーンです。
タオル、もしくは、ハンカチを、ご持参して、脚本バージョンでお読み下さい。
村に帰る為、夜遅く、アパートの駐車場で、車に乗り込む、菜菜子
見送りに出た娘達…
車から、降りて、
財布を取り出す、菜菜子…!
じっと 立ち尽くす娘達…
財布から、一万円を取り出し、
長女の、手の中に握らせた…
《お金、もってないと不安だよ!給料日に返してくれたらいいから、持っておきなよ!》
夜風が、母と娘の
肩を通り抜けて行く。
数台の車のエンジン音…
「イランよ!母ちゃん!こんなお金や、イランよ!大丈夫なんじゃ!自分で、頑張れるから!」
あなた、
空の上の
愛するあなた。
私達の娘は、こんなに立派な、いい娘に成長しました。
あなた、見ていますか……
再び、母は、お金を握らせた。
長女が、また、返しながら、言った…
《借りたら、返さないかんだろ!それが、嫌なんよ!気が、重たくなるんよ!》
ん‐ん‐‐‐ぐぇ
う‐う‐‐‐う゛ぇ
母親は ふと
言って見た…?
とりあえず
言って見た…?
「この一万円、あ‐げ‐る‐わ~~」
《アリガトウ♪母ちゃん♪イタダキまーす♪》
なんちゅう~
なんちゅう~
ヘンテコな信念~
やっぱり、
《幸福は銭で買えるがじゃあ~》
おかずを家のドアに、掛けてくれる人は、いるが…
お金を掛けてくれる人はいない…
何でも、言えよ!
用事してやるぞ!
と言う奴は、いっぱいいるが、
《銭の事なら、任せておけ!》
と言う奴は、
一人も いない!!!
《うし女》
の母は、がんばりますっ!
毎日、一人事を言いながら、がんばりますっ!
だから、
みんなも、頑張って!
歳を重ねて、
何にも思い出のない、人生なんて、
絶対にツマラナイよ!辛い思い出も、
何にもないよりは、
絶対に、幸福なんだ!
心の傷は、
必ず、癒えるんだよ!温もりという名の、
特効薬があるんです!
一万円は、しませんから…
あ‐し‐か‐ら‐ず♪
タオルが三枚くらい必要です。
すっかり大人になった愛娘をいまさら千尋の谷に突き落とすまでもなく、
「私と対等よ」と認めながらも手を差し伸べる深い母の愛に感動しました
祖谷弁で学習すると、まあ~手前には、おいでもろて~アリガトウござんした~!
となります。
千尋の渓に、突き落としても、相手は《牛》ですから、近くの岩に引っ掛かって、そのまま爆睡すると?思います…!
そろそろ、山々が、プチ色の気配ですよ~♪