秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷夏点描

2010年06月27日 | Weblog
訪ねきて老鶯を聞く赤い屋根

崩れゆく廃家うつして夏木立

草茂る廃家の縁に蜜の箱

雨の降り、霧の舞、鬱陶しい梅雨の季節は山歩きは一服して
拙い俳句を捻り、何処とも知れずに故郷を離れ、跡継ぎなく
打ちひしがれた、廃家を訪ね歩く。

一軒一軒の廃家にはそれぞれの事情があろう、家族の歴史があろう
一介の通行人であるわたしには知る由もないが、煙る廃家の前に
佇んでいると、時の流れ、風の瞬きに想いを馳せる。















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