出来上がった赤梅干し(上)と白梅干し(下)
梅干しの土用干し
・1日目(8月4日)=ざるに広げて日光に当てる。夕方に取り込んで梅酢に戻して一晩おく。
・2日目(8月5日)=日光に当てる。取り込まずにそのまま夜露に当てる。梅酢を保存し、ゆかりを作る。
・3日目(8月6日)=日光に当てる。今晩も取り込まずにそのまま夜露に当てる。
・4日目(8月7日)=きょうに完成。取り込んでガラス瓶に入れて保存。
いよいよ完成の日を迎えた。この4日間は毎日あかずに梅の表情を見て暮らしてきた。日ごとに梅干しらしくなる。小じわが寄ってきた、露がついてしっとりしてきた、塩の結晶が出てきたーなどなど。
昨晩から夜露に当てていたので、今朝の梅は露をつけてしっとりしている。この状態で取り込むか、それともすこし干して乾燥させてから取り込むか。好みである。わたくしは後者。
出来具合は赤梅干しも白梅干しもまあまあといったところ。ことしで4年目(4回目)になるからすっかり余裕を持って作れるようになった。
ここはやはり味見だ。いま食べてもただしょっぱいだけなのだが、そうとわかっていてもついしてしまう。しょっぱい!といっては1個丸ごと食べきれない。これは梅干しができたときの儀式であり、よろこびの表現でもある。
ガラス瓶に入れて保存する。ことしは昨年の10キロの半分の5キロだから、瓶に入れてみるとかなり少ない。この梅干しを口にするのはいつになるのか。3年物がうまいという。一昨年と昨年のものがまだ残っている。これらを食べてからのことになるから、うまい具合にちょうど3年後ぐらいになるのではないかと思っている。
これで2016年梅仕事はすべて終了、といいたいのだが、畑の赤じその葉がまた大きくなってきた。もったいないので再度濃縮しそジュースを作らないといけない。
梅仕事は性に合っているのか、6月中旬の梅のもぎ取りからはじまって、きょう8月7日の仕上げまで楽しませてもらった。