6月7日の梅ジャムに続いて、翌8日にはアンズジャムを作った。250mlのジャム瓶3個に、プラス6、7分目の量のジャムができた。なんと偶然にも梅ジャムとほぼ同じ量になった。
ジャムに使った豊後梅もアンズも知り合いの農家の庭から拾ってきたもの。果樹は隔年結果というが、両者はずっと不作が続いていて、やっと3年ぶりにまともに実をつけた。
とくにアンズジャムのほうはもう作る機会がないかもと思っていた。それだけに傷ついたものばかりでも、これで久しぶりに作れるとうれしかった。
豊後梅よりも、アンズのほうが傷みがひどく腐っているものが多い。小刀でその部分を丁寧に切り落とす。
アンズジャムは、皮つきのままジャムにできる。その分、手間が省けるのだが、やはり表面の傷みがひどいものは皮をむく。梅ジャムと同じく、このひと手間が必要になる。
梅ジャムとアンズジャムが好きなのはその酸っぱさで、梅雨の時期にぴったりと合う。砂糖を控えにしてそれを味わう。
長年いろいろなジャムを作ってきても、火を止めるタイミングがいまでもわからない。材料によっても異なるからややこしい。鍋とにらめっこしながら暗中模索といった感じで、これまで培ってきた勘でやっている。
煮詰めているときは鍋から目が離せない。片手間でやっていると必ずといっていいほどミスをするとわかっているから、つきっきりで集中する。
とくに梅もアンズも煮詰めすぎると、固く締まって大失敗する。いまでもたまにある。ああ、やってしまったと嘆いたところで後戻りできない。すこしも気が抜けない。そこが面白いのかもしれない。
つぎのジャムづくりは7月上旬のラズベリーとブラックベリーになる。
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