ショウガにとっては最悪の夏だった。生育は悪いがほどほどに収穫
今週は秋冬野菜の収穫が続く。
寒くなったので11月13日にショウガを掘り出した。この夏は酷暑で日照りが続いた。ちっとも雨が降らない。雨がないのがショウガにとっては大打撃。最悪の夏となった。夏に雨不足で日照りが続くと不作は目に見えている。そうそうにあきらめていた。
掘り出してみると、量は取れたが例年に比べて全般的に生育が悪い。だが一部にはいつもように立派なものもすくなからずある。これなら来季の種ショウガに回すことができるなと、凶作とまでいかなかったのが救いであった。
ショウガは、このところスライスして甘酢漬けにしている。いわゆるガリである。大量に作る。泥を落とすのがかなり面倒なのだが辛抱強くやらねばならない。残りは種ショウガに回す。
ショウガでいまも苦労しているのが越冬させること。貯蔵しても全部とまではいかないが腐敗してしまう。失敗の連続。残りのショウガを種ショウガにして生きながらえている。
せめて半分でも冬を越せるよう小さな脳みそをフル回転させるのだが、どうにもうまくいかない。それがやっとのこと昨冬は80%以上が元気で冬を越すことができた。まぐれか。それでも成功だ。苦節10年とまではいかないが、やっとできたなといった思いだった。
これまでの経験でしか言えないのだが、ショウガ栽培は、それがすべてではないにしろ種ショウガの質で左右される。冬を無事に越した種ショウガ。4月に取り出した時点ですでに小さい芽が出ている。この良質な種ショウガなら今年の豊作は決まったようなものよと期待していたのだが・・・。自然にどうにも逆らえない。
収穫したショウガはすぐに根茎近くまで茎葉を切り落とす。だが根茎に少しばかり短い茎が残っている。これを落として根茎だけにするため埋め戻す。1週間もたてば根茎だけのすっきりした姿になる。
これを貯蔵保存する。今年はどうするか。新たな知恵もないのでこれまで通りにするほかないようだ。貯蔵保存方法は後日に。
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