毎年恒例の梅ジャムを6月7日に作った。ジャムの容器はいつも250mlのガラス瓶。これにちょうど3個とれた。
いつもより少ない、梅ジャムは好きだからもう少し作ろうか。いや保存の冷凍庫がすぐに窮屈になるからことしはこれだけでやめておくことにした。
6月6日付の記事でラズベリージャムが、まもなく作れそうだとが書いたばかりのその日の夕方のこと。ウォーキングの帰りに菜園近くの知り合いの農家の庭先を見ると梅が落ちている。数日先かなと思っていたのだが、すぐに拾って帰ってきた。
農家の庭にはたいがい実梅の木がある。かつてはこれを食べていたはずだが、いまはどこでも放ったらかしで腐らせるばかり。ありがたく頂戴してくる。
梅ジャムに使うのはもっぱら豊後梅。大実だから皮がむきやすい。南高梅や白加賀はやや小ぶりのため敬遠する。
その日の6月6日、夕ご飯を食べたあとに、明日にすればいいものをせっかちだからすぐにジャムづくりの下処理に取り掛かる。1個1個の皮をむき、これをゆでて、濾し器で濾すところまでしておく。
翌7日は砂糖を入れて煮詰めるだけ。酸っぱいのが好きだから、砂糖はかなり控えめ。大方がこのジャムは酸っぱすぎると思うぐらい酸っぱいはずだ。
いつもここから緊張する。30数年もジャムづくりをしているのに、火を止めるタイミングをいつにするかいつも迷う。というのも材料によってタイミングが違うからだ。梅ジャムは煮詰めすぎないように、ややゆるい状態で火を止める。ゆるすぎるかな、もう少し煮詰めようかと自問自答しながら完成する。いい色に仕上がったようだ。
作り方は毎年同じ。変えようがないほどこれでやっている。
1、皮をむく。完熟よりは半熟のほうがむきやすい。
2、たっぷりの水でゆでる。アクがどんどん出てくる。びっくりするほど出てくる。これをすくいとる。
3、アクがほとんどなくなったところで、濾し器で濾す。残ったタネは捨てる。
4、砂糖を加えて煮詰める。梅ジャムは煮詰め過ぎるとがちがちに固くなる。ややゆるめで火を止める。