きのうに続いて「アラ還」男のつぶやき。
先日のこと、登山仲間5人で酒を飲んだ。アラウンド50の男1と女2、アラウンド還暦の男2。後者に属する私が「JRの優先席にはよく座る」といったら皆に驚かれた。皆さんはいまでも「優先席」は遠慮するという。私と同じく「アラ還」もそうだという。私が優先席に「堂々と」座るようになったのはつい最近のこと。これまでは電車でもバスでも空席があっても座ろうとはしなかった。年寄りが乗ってくるとすぐに席を譲ってきた。これは小さいころの「男はめったなことで席に座るもんじゃない」というしつけをこの年まで守ってきたからだ。それが突然変身した。「もういいだろう、この年になったのだから」。しかし、自分を納得させたにせよ、これはボケ老人へ一歩を踏み出したことになるのか。「優先席」に座るべきがどうか悩ましい。
きのうのJR中央線の四谷駅付近の車中の様子。若い女性がケータイメールとにらめっこなのは相変わらずだが、若い男性がゲームに夢中になっている姿が見られるようになったのは2、3年前からか。「優先席」は若い男性3人が占領。その前に私は立った。そこにお茶ノ水駅から上品そうな老女が乗ってきた。「さて、優先席の皆さんはどうするか」と見守っていると、真ん中に座っている男性が譲った。見ていた私もひと安心。両側の男性はまったく反応しなかった。だれも席を譲らなかったら、私が「皆さん、どなたかこの方に席を譲ってはいかがですか」というつもりでいた。おせっかいな性格はなおらない。
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