♪句あれば 楽し ♪♪

独りよがりのおしゃべりを綴っています
photoと575で、私なりの世界を作りたいと思いつつも・・・

読んでみたら

2015年03月29日 | Books
      花咲くや色即是空あおき空


       ( はなさくやしきそくぜくうあおきそら )


実家は、真言宗
曽祖父のお葬式、 わたしが10歳の時でした
以来、家族や親戚の葬儀、法事で何度も、聞いて
凡そ、他人についてなら、唱えられる
でも、諳んじているからと言って、教典を見ず唱えるは、はしたないこと
ちゃんと経典の文字を追いながら、唱えるのが正しい
それも、聞こえよがしに得意気に唱えるもので、無く
他の人と、そろえるべし と云うことです

実家の方では、地域の付き合いをするには、お経を唱えることは、必須です
昔は、月ごとに、家を廻って、仏様にお経を唱えていました
その後、お茶菓子を頂きながら、おしゃべり

法事では、隣組の代表が、般若心経をリードしなければ、なりません
最近、代替わりして、出来る人が、少なくなりました
さて、 わたしはと言うと、リードが出来るまでは、到達しておらず
般若心経のブレスの場所が、 わかりません
言葉を何処で切るのかが、・・・
父から貰った経典にも鉛筆で薄く、印が、付けてある

親戚の間では、歳からして母が、リーダーになる場合が、多い
で、ふと思ったのです
わたしも、もう少し、馴染んでおかねばならぬ  と
上手な従姉は、いるのですが、そういう時、何故か彼女に事件が、起きて参加できない事も多いので
ピンチヒッターが、必要です




ある日、本屋さんで、お目当ての本が見つからず、手に取った「般若心経の本」
読んでみようかな
意味を説いてあります

姑の付き添いは、彼女が寝ていれば、読書タイムに最適です
その枕元で般若心経も如何かと思いますが、カバーをつけて、読みました

概ね、ぼんやりわかりましたが、「般若」って複雑です
わたしは、「般若」と言えば、お面が、浮かび、嫉妬とか怒りを言うのかと思っておりました
違うんですね

じゃあ「般若」って何 ? と尋ねられても、一読したくらいでは説明できない深~~い言葉なんです
持つべき「智慧」、人間としての有り様とでも言いましょうか

そりゃぁ、お坊様は、高野山で厳しい修行をしてこそ得られる心の世界ですもの
わたしが、そんな簡単には、申し上げられません

”色即是空”って、恋愛で執着するなっ、嫉妬するなって事かと理解しておりました
とんでもありません
「自分のこだわりに執着するのでなく、矛盾を受け入れろ」ってことだそうです  ≪恥ずかしい≫

でも、読んでいると、心地よいものですね
他の人のも、読んでみたくなります
実家の本棚に「寂聴さん」の解説本が、あります
今度は、あれを読もうと計画しています


なのにである
先日「枕元に立って、言いたいこと言ってやる」なんて書いてしまいました
読んだこと、身についていません ね

大体、どの宗教でも、宗教的な場所に行くと、鳥肌が、立ちます
宗教ってあり方自体に心癒されるのでしょうか ?
これって私だけ ??



次回は、写真のもう1冊の本について、と致しましょう