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かなわねえよなぁ

全国ブランドで展開する住宅建設会社の「坪いくら」と言う宣伝がありますね。
この値段で出来る範囲と言うのが限られているのか現実にはないのかは知りませんが、
まあ、実際にはもう少し高いというのは、まあ、常識、らいしいです。
とはいってもウチの子供も知っている坪24万8000円というのは
やっぱ驚きの金額ですよね?ですよね?

・・・安心なことに(?)そう思う人は少なくないらしく、「日経ホームビルダー」と言う雑誌が
この会社の社長さんにインタビューした記事を掲載したそうな(2008年1月号)。
プラナリアはWebでの概略版しか読めないんですが(この雑誌は講読していないため)、
せっかくなので気になる数字などをメモ的に書いておきます。

社長さんの発言より
・値付けは「最初に金額ありき」。
 周辺の住宅会社を調べ(坪50万円が相場と判断)、
 半額にちょっとお得感を出して24万8000円にした。
・実際には1棟40坪、建築費1600万円が現在の平均(つまり坪40万)。
 2007年度の売上1290億、販売棟数は7600棟(割ると1700万/棟弱)。
・工期の短縮(着工から60日で引き渡し)、資材の大量購入等よりコストを圧縮。
 (これはみんな言うから手法としては別段珍しくないけれど、それにしても2ヶ月とはね~。)

同誌の購入者調査(サンプル数6件より)より
・坪単価は40万円台が3件(この辺りが平均像?)、あとは60万弱、75万、80万
 因みに面積は35~50坪(平均43.2坪)、どちらも平均像に近い。
・設計能力(プランの提案力?)以外の5項目の評価は最低6.5点、
 他は7点×3、コストパフォーマンスにいたっては8.75点(10点満点)。
・上記の購入者が比較検討したのは殆ど全てハウスメーカーで、
 建築士・建築家に相談した人は皆無。

坪75万とか80万とかの金額を出した人がいるというのは結構驚き。
ローコストありきでコスト・パフォーマンスに満足、というのなら分からないでも無いんですが。
(意地悪言えば素人さんがパフォーマンスを判断し得るのか、とは思うけど)
いろいろな面で建設業の値段がコストではなくプライスである、
ということが良く分かるインタビューかなあ、というのがプラナリアの感想、でしょうか。
興味がある人は購読してね。誌面にはもう少し厳しい話も書いてあるみたいだし。

(訂正)
太字のところ、25万8000円じゃなくて24万8000円でしたので訂正しました。
なんか虚脱笑い。
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