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変る都の西北

本日は某職能団体の関係で早稲田大学に二つの建築を見に行く。
一つは解体が予定されている文学部校舎。
村野藤吾設計により1962年に竣工した地上11階建ての高層棟と2棟の低層棟からなる建築群ですが、
手前の低層棟を残し解体されることが決定しているらしい。
階段を始め随所に村野らしい納まりが見られて楽しい。とにかくデザインが上手いですね。

  

しかしなんといっても三棟により構成されるボリューム対比の見事さ、
そしてこれらに囲まれて生成された中庭(丹尾先生によると日本の枯山水・石庭と
ヨーロッパのパティオの二重の性格を持つ)がこの建築の白眉だと思うのですが。

二つ目は最近リニューアルなった大隈講堂。
こちらは築80年、いまのところあと125年は使う予定、とのこと。

  

外観は時計棟の影響かゴシックな印象が強いのですが、
特にインテリアはロマネスク的な優しい感じでデザインされています。
外観なんかはあちこちで紹介されていると思うので、ちょっと変な写真をセレクトして見ました。
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