擦り傷なんかをほっとくと「かさぶた」が出来ます。
これは傷が治ってきた証だと思ってた。
今は、かさぶたができたら治るとか、はがしたら治りが遅くなるというのは間違った考えなんだそうです。
かさぶたが乾いて固まると、傷の治癒を阻害するため、かさぶたが出来ないようにするのが肝心だと。
かさぶたが出来てる場合には、その上から創傷被覆剤(そうしょうひふくざい)で覆うか、かさぶたを取り除いて創傷被覆材で覆うのが、傷が治る早道だそうです。
確かに、かさぶたが出来たら、そのかさぶたが自然に剥がれるまで待てば治ると思ってたが、そのかさぶたの痕は数年残ります。
病院で手術した痕なんかは、かさぶたが出来ないので傷跡はあまり残りませんからね。
あと、ケガしたら傷口を消毒するのも良くないそうで、流水で洗い流すのが良いと。
消毒をしてしまうと、細菌と一緒に傷を治そうとしている細胞も殺してしまうんだって。
これも全然知りませんでした。
昔の常識は、今の非常識って事なんでしょうね。
じつは、かさぶたが硬くなった頃にムズムズして剥がして、痛痒くて、その感触が嫌いではなく(変態ですね)、でも早すぎてまた血が出たりして、そうやってこの歳まで生きてきました。
私も剥がして流血します(笑)
いつもドレッシングと呼んでいるので正しい日本語を知りませんでした。
ドレッシングというとヘンな顔をされることが多いのでこれからはこれを使うことにしたいと思いますが覚えられそうにありません。
最近ヘンな顔をされた別の言葉。
隣の地所との境界に植わっている立木を移し換えたいが云々かんぬんという話の流れで「それなら根回しをした方がいい」と言ったところ、軽蔑したような笑いを浮かべられました。
「根回し」がわからないなら移植なんかするなって話です。
腕に出来たかさぶたなんかは2年ぐらい剥がして楽しむのでワヤ傷跡が残ってました。
でも、これって今の生活環境がキレイだからだと思います。
かさぶたが出来るのが自然なんだから、かさぶたが出来て傷を治すのも自然だと思います。
剥がすのは不自然ですけど(笑)
結局、高価な創傷被覆材を貼る事になります。
少しぐらいなら『かさぶた剥がして遊ぶ法』で良いと思います(笑)
大体、創傷(そうしょう)だって私は言いませんね。
切り傷、擦り傷程度ですから。
根回しは、もう元の語源は消滅してると思いますね。
移植するために根を予め切って新しい元気な根を出して植え替える、なんて分からないと思います。
巨石をソリで動かしたりコロで転がす事は『修羅』とかね(笑)