斎宮女御(さいぐうのにょうご) 929~985年 徽子女王。醍醐天皇の孫。八歳で伊勢斎宮になり、のちに村上天皇の女御。のちにその娘・規子も斎宮となる 琴の音に峯の松風かよふらしいづれの緒よりしらべそめけむ(『拾遺集』) 琴の音色のうちに松の葉音が混じっているようだ。松風の琴はどの糸から音を奏ではじめたのだろうか。