別の花かと思うほど、他のミモザとは違って元気に咲いていた。

そのすぐ近くには、紫の花と黄色い花がならんで咲いていた。

それから1週間後、さすがにこのミモザも見ごろは過ぎていた。

その下を見ると、ミモザの花が塀の柵につるされ、そばに張紙があった。

その紙には、「三角葉ミモザ よろしかったらどうぞ ドライフラワーになります」と書いてある。
その脇には、小さな字で「ちょうだいします ドライフラワーにしてみます ありがとうございます」と書き添えてあった。
その数日してその前を通ると、張紙もミモザもなくなっていた。
残っていた花もだれかにもらわれて行ったようだ。