安比奈線が池辺の雑木林に入る手前は、線路にそった直線道路がある。 その道の入口は、安比奈線と道路に挟まれた三角形の場所が、きれいに草刈りされていた。 道路を挟んだ水田の周りも同じように刈られていたので、農家の方が刈ったのかもしれない。 「季語集」によれば、「草刈り」は夏の季語である。 草刈りしあとに蕗の葉裏返る 山口青邨 草刈りの匂いをつけて握手かな 小川千子 安比奈線の線路は、刈り残された草のなかで全く見えない。 その先に、黒々とした雑木林が見え、左手には2本の大きなクレーンが見えた。