露草と草刈りの写真を撮ったあと、線路に沿った直線路を通り雑木林に向かった。 林につく手前で、早速一軒家の犬が吠え始めた。角に犬小屋があり、こちら側のフェンスに足をかけ、立ち上がって盛んに吠えている。黒い大きな犬であった。 雑木林の入口の柵はほぼ無くなっていた。杭と杭を繋いでいた針金は残っていて、注意しないと足を取られる。 林の中のレールは、かなり草に覆われていた。樹木はみごとなトンネルをつくり、上にぽっかり開いた空間から、光が差し込んでいた。