遠目には、タコが白い足を広げているように見えた。 近づいてみると、ブロック塀を覆い隠すように枝葉が垂れ下がり、その中に筋状に白い花が咲いている。 丁字路の角にあり、脇は駐車場なので、細長い敷地の端をこの植物が覆っている。 白い花は枝に沿って、連続して咲いている。 最初はバラだと思ったが、葉などを見るとどうも違うらしい。 タコの頭のように見えたのは別の木で、そこに這い上がってからまた下へ垂れているようだ。 割とよく通る路だが、この状態を見るのは始めてのような気がする。