鉄の杭で囲まれた大きな穴は更に深く掘られていた。
穴の底には鉄の杭が何本も頭を出していた。
この鉄の杭は穴を掘る前に打たれ、穴を掘り進んだので出て来たようだ。
その杭の並びの先には以前は無かったものが見えた。

2本の柱の上に横棒を渡したものがいくつか並んでいた。
それぞれの高さは違い、南北に並んでいた。

南側に行って見ると、手前のコンクリートの通路上と横棒の上に鉄の棒が5本渡されていた。
その下には穴を掘る重機が見えた。
渡された鉄の棒は固定されてなく、ただ置かれているように見えた。
鉄棒の端に短い棒を立て、棒の先にロープがついていて、他の端の棒につながっていた。
